祟られたすぎて何個か巡ったけど需要ある？
その場所で有名な話を調べて噂を確認しに行った
書き溜めは印象に残ったとこだけ

スペック
俺さん:大学生、祟られたい、唇だけ田中圭

はよ

書いてくわ
まず初めに言っとくと、特に俺には霊感があるわけでも心霊体験があるわけでもスポットマスターなわけでもない
ただ単に霊が本当にいるんなら見てみたいな～って感じ
かの有名な○○行ってないとかにわかやんけ！と言われてもその通り、と言っておく

前置き長くなってすまん

ケース1
「知名度No.1、清滝トンネル」



ここはとても有名であり、友人が
「心霊スポット行ってきたｗｗ」
と言うと殆どがその場所である程有名なスポット

噂がいくつかあり

①幽霊が呼ぶ信号
トンネルの正面には信号があり、着いた時にそれが青だったら幽霊が呼んでいる
一度止まって赤になるまで待ち、それでまた青になってから行かないと不幸が起きる

②首吊りの木
トンネルを通り過ぎた先にサラリーマンが首を吊った木があり、なんか怖い

③少年「正」
いじめられていた少年が、いじめられた日壁に「正」と刻んで数えていてなんか怖い

④真上にあるミラー
トンネルを通ってから帰りは坂道を登って帰らなければいけないのだが、その道の途中になぜか真上にあり、真下を写しているミラーがある
それを覗いて自分の姿が写らなければなんか怖い

といった4つの噂が有名である
ここには友人であるムキムキと坊主と共に真夜中車で向かった

こいつらのスペックもいる？？

少しの山道を越え、到着するとトンネルの正面に噂の信号があった
おもしろくもないことに赤信号
霊は俺達三人には特に来て欲しくもないらしい

ここで赤信号を突破すれば霊が怒り出しておもしろいかもしれないが、犯罪は勘弁なので信号を待って発車

トンネルは一方通行であり、幅も高さも普通のトンネルに比べかなり狭い
少し曲がっているようで中程まで来ると出口も入口もまったく見えなくなり、薄暗く赤いライトで照らされた景色しか見えなくなる
なるほど、確かに不気味である

他に車もないのでそこで停車して降りてみると、壁には様々な落書きがしてあった
「殺」「呪」「鈴木殺す」
等不気味な落書きもあった

テレビで「クラクションは霊を呼ぶ」と聞いたため、ムキムキに頼んで何度か鳴らしてみたが何も起こらずトンネルにクラクションの音が響くだけ

霊はこなかった
しかし、突如俺一人を乗せないまま車が出発した
どうやら置いていかれたらしい

こええええええええええええええええええ

鈴木が理不尽ww

おお、こういうの好き
けど写真びびった

あるかなーと思って前のケータイ探したら当時の写真見つかったからあげてくわ

残念ながらガラケーでデータをどうやってとるかわからないから画面をそのまま撮影した
方法わかるやついて教えてくれたら元の画像あげれるわ
サイズ大丈夫かな？

霊が呼ぶ信号



ここに文字が書いてあった
ひとりになってから撮影



トンネル内部

支援ありがとね、寂しいから助かる


不気味なトンネルを一人で歩く
これを傍目で見られたら俺自身が心霊現象として語られることにだろう

特に何もないままトンネルを通過
その先に車は止まって待ってくれてた

そこに首吊りの木があった
「首吊りの木ですよ！」って書いてあるレベルに首吊りがしやすそうな木だった
ただそれだけだった



わかりにくいけど、なんか一本伸びてる部分がすごく首吊りやすそう

地元民だから興味深い

また一人で歩いて行き、合流したころに自転車の集団が来てムキが話し始める
とりあえず「気をつけろよ」とだけ言っておいた

ちなみに少年正君は見つからなかった

～ケース1終～


求められてないがいちようスペック

ムキムキ:その名の通りかなりのムキムキである。しかしホモではない。顔は意外とかわいい

坊主:化粧をしたムキムキの顔写真に釣られたことがある

清滝懐かしい二十年位前に良く行ったなぁ。
一度だけトンネル前の信号待ちで車の全席の二人がトンネルの中に動く影みて「ウワァぁぁ」ってなってた
(残念ながら俺は後部座席だった...)

ガラケーの画像SDに保存してパソコンにぶっさせばいいんでない？

おまたせ！

霊が呼ぶ信号



トンネル内部①



トンネル内部②



壁の落書き 呪



首吊りの木



真上のミラー

ケース2
「恐怖の電話ボックス、広沢池」



この池はザリガニ釣りの名所として知られており、昼に行くとたくさんの親子が釣りをしている
それに混じって友人と行ったこともあるが、まさに入れ食い状態である
釣ったザリガニも使った道具も子供にあげると喜んで持ち帰ってくれるため、後処理も楽

しかしそんな親子が親睦を深める名所でも、夜になるとマイナーな心霊スポットへと変貌する

 
噂①
広沢池にある電話ボックスは、夜になると女が出て怖い

噂②
「以前夜中12時頃かな。
車で広沢池を通った時に一瞬だが薄い色の服を着た女性が一人でぼーっと立ってるのが見えた。
突然恐ろしくなって猛スピードで逃げてきた。
あれの人は何だったのかかなり気になる。 」(他板より抜粋)

と、なにやら女がでるらしい
女に飢えた俺、ムキムキ、坊主の三人は検証しに車で向かうこととなった

俺「カマンビッチｗｗｗビッチカマンｗｗｗアワナファッキューｗｗｗｗｗ」
等と下らない事を話していたらザリガニ釣りの名所に辿り着く

なるほど、不気味である
昼とは違い街灯の少ないそこは不気味としか表現できなかった
昼はザリガニを覗き込む池、夜になると池が俺のことを丸呑みしようと覗き込んでいるようだった

ムキムキと坊主に池に落とされそうになる事以外特筆することはなく、また車に乗り電話ボックスを目指す

車を走らせると意外と普通の所にそれはあった
ムキの提案で俺が入り込むと、また車が俺を置き去りにしていく

やることもないのでとりあえず受話器を取り話しかけてみるがもちろん応答は無い
指紋がベタベタついてたりしないかなー、と探すが特にそんなこともなかった

しばらく待機していると、老婆が現れた

老婆ああああああああああああああああああああああ

老婆がいきり立ち、俺に襲いかかる
かいしんのいちげき！

なんてこともなく普通に歩き去って行った

待ち続け、車が帰って来る
特に何も無く、友情への不安を感じつつもこの調査は終わった

確かに心霊スポットと呼ばれる場所は不気味であり、見るもの全てが怖く感じる
しかし先程の噂②もよく考えるとただ単に黄色い服の女を見ただけである
俺も老婆を見ただけだ
なぜこんな夜中に一人で？という疑問も出るだろうがおそらく普通に地元民だろう
それよりも一人で夜中に電話ボックスで相手のいない受話器に語りかける俺の方がよっぽど怪現象である

こえー

心霊スポットの噂は、単に普通のことを見た人が勝手にビビって大げさに書いているだけ
もしかしたらあの老婆が
「広沢池の電話ボックス通ったらマジでいた件…唇ヤバイ」
と2chに書き込みしていて新たな噂が生まれているかもしれない
噂なんてたかがそんなもんだ



そう思っていた時期が僕にもありました
～ケース2終～

おまえばかりいつも置いていかれんのな

まぁ心霊スポットに
ムキムキムーチョマッチョマンが出ただけでちびるわｗ

ケース3
「あんっ…濡れた女の○○池///」

綺麗な住宅街の近く、その深泥池はあった

ここは京都の北の方に位置し
「北は綺麗だけど寂れてる、南は汚いけど賑やか」
という勝手なイメージを俺が勝手に持っているから「綺麗」と表現したのかもしれない

話が変わったが、この池にはとてもとても有名な噂があった

噂

心霊スポットとして京都府でも屈指の存在でもある。
深泥池で最も有名な幽霊話が、俗に言う「タクシー怪談」である。
タクシードライバーが拾った女性が目的地近くまでくると消えてしまって、後部座席がグッショリと濡れているという、もはや定番中の定番の怪談。
関東に住んでいる管理人にとっては、東京都の青山霊園の話しか知らなかったが、タクシー怪談発祥の地は、この深泥池という話だ。
深泥池の地元タクシー会社のドライバー数十人が、同じような恐怖体験をしているということなので、単なる怪談話でもなさそうだ。
ある噂によると、この女幽霊は、源平の合戦で敗れた平家の女人ではないかという話だ。
というのも、現れる女幽霊の着物が古い時代のものらしい。
(http://www.k4.dion.ne.jp/~sinrei/mizorogaike.htmlより抜粋)

濡れた女と聞きつけ俺、ムキムキ、坊主の三人は検証に向かった

問題無く到着したが、広○池よりもメジャーな癖に正直なんの変哲もないただの池

定番となりつつある置き去り一人検証を試みるも濡れた女は現れない
車じゃないとダメなのでは？となり車を停めて待つも一向に濡れた女は現れない

実体験よりも噂の方が内容がある
オチもつけれない
幽霊の女ですら俺達を避ける
そんな池がここにあった

余談ではあるがこれが坊主との最後の心霊スポット巡りだった
～ケース3終～

ケース4
「ウホッ！二人だけの愛の時間！将軍塚」

山科に向かう道を進む途中に山道に入る別れ道があり、そこを進むとカップルに人気な、将軍塚という京都の夜景を一望できるデートスポットがあった

その頃ムキムキは念願の彼女をGETし、そこにデートに行くことになった
しかし一度も行ったことがなく、万が一道に迷うと彼女にカッコ悪い姿を見せることになる
そこで下見に行くために俺を誘ってきたのだ

俺「絶対やだ！！」

ムキ「実は心霊スポットでもある」

と、意外な話を聞いて行くことに
しかも深泥池に匹敵するほど有名な噂であった

噂

将軍塚にトンネルがあり深夜、そのトンネル中央付近で立ち止まっているライダーがいるという。
そのライダーには首がなく、血まみれのバイクに跨っているらしい。
数年ほど前、バイクに乗った男がトンネルに垂れ下がっていた太いツタに首を絡ませ、頭がもぎ取られてしまったらしい。
その霊だと言われている。
今でもこのツタは残っているという。(http://www.occultic.net/occult/shinnreisupotto/kyouto.htmlより抜粋)

なんとあの有名な、漫画にもよく登場する首無しライダーさんがいるらしい
これは是非会ってみたい

ワクワクしながら山道を走る
後日ムキムキの彼女が座るであろう助手席に座り、窓の外を眺め続ける

しかし首無しライダーどころか普通のライダーすらいない
どうやら調べてみると暴走族のせいでバイクが通行禁止になったようである

結局首無しライダーは現れなかった
おそらく彼は法律を遵守する健全なライダーであるため、死後も法律を遵守し、現れることができなくなっているのだ
暴走族は全員しね！！

俺が珍しく長いの見てるけど面白い展開になる?

ムキムキと車を降り、二人で京都を一望できる夜景を眺める





周りにはちらほらカップルもいるようだった
傍目で見たらゲイのカップルにしか見えないであろう

ムキムキは後日彼女とデートに来る
しかし俺にはいない
悔しい

そんなモヤモヤを抱えつつ、この検証は終わった
そして彼女のできたムキムキと心霊スポットに行くこともなくなった
～ケース4終～

写真はもしかしたら将軍塚じゃなくて後日ムキムキと二人でまた行った他の夜景かもしれない

ケース5
「新メンバー、鳥居が大量の伏見稲荷」

ムキムキと坊主と行かなくなった頃、これらの話を友人のノッポとチビに話した所また巡ることになった

ノッポ:身長185～ 体重は俺と同じ
チビ:身長160以下 俺よりだいぶ重い

とりあえず狐=まじヤバイ
という短絡的な考えのもと、狐度が高い伏見稲荷へと真夜中突撃することになった

噂
ggったら「実はヤバイ」「山道は行かない方が良い」「狐怒らせたらまじヤバイ」みたいなよくわからないことが書いてあった

支援サンクス


ムキムキと行く時は車だったが、俺達は誰も車を運転できないためバイク二台(ノッポのケツにチビ)で行くことになった

到着して中を歩く
よく見る写真のように大量の鳥居が並んでいた



夜ということも合間って、かなり綺麗な景色だった


ついでに階段をひたすら登ると夜景も綺麗

老ノ坂は行ったか？

実は一度ムキムキと坊主と行ったことがあり、その時は何もなかった
普通に行っても二の舞になるため、大量の別れ道があるのだがそれを全て寂れた方向に行く縛りをすることになった

徐々に灯りも少なくなり、鳥居も少しずつ立派ではなくなる




ついには地面の舗装が無くなる

それでもひたすら寂れた道を進み続けると、森の中へ入って行くことになった

少しだけ道のようになっていて、草が少ない所を進み続けた
獣道って感じなのかな

携帯電話の懐中電灯を頼りに、それでもひたすら進み続けた

少なくとも二時間近く歩き続け、疲労が蓄積する
心配が募るが、道を進んで行くしかなかった

こんな山奥の道ではあるが、変な物体を見つけることがあった
小さな壊れた木製鳥居が捨てられていたり



小さな墓石のようなものが地面に埋まっていたり



でもどちらかというと霊的なものではなく「帰れるのかこれ！？遭難…？」という恐怖が湧いてくる

しかし次第に道が広まり、たまーにぽつんと街灯が見えるようになった



そして奇跡的に山を抜け、帰ることができた
今でも思うが、ほんとによく帰れたと思う

かなりの時間を歩き続けた
もしかしたら狐に祟られたのかもしれないし、もしかしたら遭難しそうになる俺達を狐が助けてくれたのかもしれない

しかしそれは誰にもわからない
～ケース5終～

ケース6
「気が付いたら…園部駅西口」

噂
・園部駅西口の爺さん、子供、中年の女の姿。(http://occult.blog62.fc2.com/?mode=m&no=154より抜粋)

大学一回生の時の話
新歓の飲み会に参加して大量に飲まされた後、ムキムキと共に電車で帰路につく

気が付いたら一人で園部駅にいた

後日ムキムキに聞いた話では、最寄り駅まで送ろうと思ったが突如俺がキリッ！として

俺「今までありがとう。もう大丈夫だ。お前こそ気を付けて帰れよ、じゃあまたな」ｷﾗｯ

と言い放ち立ち去って行ったらしい
全く記憶に無い
終電で寝過ごしてしまったらしく、終点のド田舎、園部駅に俺はいた
かなりベロベロの状態で

とりあえず暇なのでフラフラと歩く

コンビニで飲み物を買い、なぜか知らないが証明写真の機械の中に入り体を休める
すると突然携帯電話が鳴り響いた

大学一回生の俺を心配して親が電話をかけてきたのだ
正直かなり遠いので、迷惑をかけたくない俺は拒む
が、逆に怒られて迎えにきてくれることになった
感謝

しばらく待機していると、到着したらしく電話が来る
しかし待ち合わせの場所を伝えようとしたら電話の電池が切れてしまった

車を探しても見つからず、かなり焦る
しかし、ちょうど西口の階段におじいさんが寝ていた

俺「じいちゃん！ちょい電話かして！起きて！起きて！」

じい「ん…？え…？」

と、酔っている俺は普段の人見知りがなくなり電話を貸してもらうことに成功した

そのおかげで俺は親父と合流
しかしその日はかなり寒く、階段に眠るおじいさんが可哀想に見えてくる
そこで俺はお礼も兼ねておじいさんも一緒にどっかまで送ることを親に提案した
気のいい親父は了承し、おじいさんを起こして車に乗せる

おじいさんの道案内のもと車を進めると、亀岡霊園に到着した

ひと気の無い真夜中の霊園、おじいさんはお礼を言い立ち去って行く

盛りもフェイクも一切無し、まじで霊園に向かってった
別に普通なのかもしらんがなんか怖い
もしかしたら最近の幽霊はケータイを持っているのかもしれない

～ケース6終～

ケース7
「霊よりも怖いもの、貴船神社」

京都の北の山の中に位置する、貴船神社
観光名所としても有名であり、様々な店が立ち並ぶ
しかしとある噂でかなり有名である

噂

かの有名な丑の刻参り、藁人形を釘で打ちまくる人が出没するという噂である
なんでも呪いをしている場面を見られるとその呪いが自分に返ってくるため、見た人を追いかけて金槌で叩き殺すらしい

呪いがほんとなら呪われてみたいぜ！と俺、ノッポ、チビの3人で調査に向かう

丑の刻参りということで、ちょうど丑の刻になるようにバイク二台で参上
横には川、車一台しか通れないような道、立ち並ぶ木々、雰囲気は心霊スポットとしては普通
一つ特筆するとすれば、かなり寒い
夏であるのにも関わらず寒イボが立つ

一つ目の入り口に到着…しかし門は閉鎖されていた
俺達は犯罪をするDQNとは違うため、そこは諦めて奥に進む

ノッポが突然「何か音がしないか？」
と言い出す

なるほど、コンコン聞こえる気がする
気がする
見事なプラシーボ効果である

奥に進むと真っ暗な建物、トイレがあった
雰囲気は抜群なので迷わずおしっこをしに行く
ノッポはお腹が弱いのでうんこまでしていた

あ、ちなみにこの時の写真は糞Androidのせいで全部見れなくなってる
なんか機種変更してから長い時間経ったら勝手にロックしやがった

そしてさらに奥に進むと駐車場、そして奥には真夜中なのに入れる神社があった

駐車場には一台白いワゴンが停めてあり、その隣にバイクを停め神社に向かう

巨大な木がライトで照らし出され、雄大な景色が広がっていた
お賽銭箱にお金を投げ込み、「必勝」と祈願し近くにある絵馬を見てみた

すると
「○さんが憎い。△さんは私と運命で結ばれているのに○さんが邪魔をする。どうか○さんに天罰を」
「○さんは私を裏切った。憎い、憎い。呪われろ」
等熱い神頼みの文章が書かれていた

ちなみにこんな感じのとこの絵馬ね



もっともそれを書く時間を自分を磨く時間にあてた方が良いのは言うまでもない
醜い女達の悲痛な叫びがたくさん書いてあった

なかには
「ありがとうございます。おかげさまで幸せになれました」
等の一見普通だがここの神社で読むと寒気がすることも書いてあった

便所の落書きよりも酷い、楽しい絵馬拝見を終えてバイクに戻る
白ワゴンはいなくなっていた

さらに奥にひたすら進む
なんとなく横の川の上を通る橋を渡ると、広い駐車場が
よく見るとその奥に山の中に進む細い階段があった

バイクを停め懐中電灯を頼りに階段をひたすら進むと、奇妙な木があった

一見変哲もない木であるが、なぜか板が巻かれている
少し剥がしてみると中は穴だらけになっていた

予想はすぐにつく
これは実際にゴッスンゴッスン打たれた木であった
よく同じ木をここまで穴だらけにできたな…とビビりつつバイクに戻る

橋を渡り元の道をさらに奥に進む

また道の端に駐車場があった
凄まじく汚い車があり、なんとなくそれに興味を持ち停車する
バイクに跨ったまま車の観察

サビにサビてthe汚！と表現できるほどの汚さだった
廃車かな？
と観察していた

その辺りは明かりがほんとに無く、星空が綺麗に見える
将軍塚のように下の景色を見下ろすのも良いが、上にある満点の星空を見上げる方が俺は好きだった
しばらくそこで空を眺めていた

ら、突如その駐車場の後ろの茂みから白い服を着た何かが飛び出してこっちに走ってきた

ビビった俺らはその瞬間にフルスロットル
姿をまともに確認すらせず二人同時に発車

更に道は細くなり、クネクネした上に岩や砂が転がっている
にも関わらず俺の前を走るチビを乗せたノッポは全力で逃げる

「ぉぃ…！そ…そろ！行…すぎ！」
と全力でノッポに問いかけるがまるで聞こえない

長い間走り、少し広いところに出るまでノッポは止まらなかった
到着するとノッポはUターンし

ノッポ「…全力で逃げるぞ」
俺「おう…！」

と、よくある怖い話なら
「今のなんだ！？」
「し、しらん！」
「恐らく○○…捕まったらまずい！」

等状況判断から始まるがもはや確認するまでも無かった
体験したらわかるが非常事態にはこうなる
恐らく、冷静に状況を判断している怖い話は全て嘘である、と俺は後日思った

そしてまた全力のノッポの先導のもとバイクを走らせる
先程の駐車場の前を通るが、何もいなくなっていた
駐車場の前を通る時凄まじくスピードが上がっていた気がするがおそらく気のせいである

後でノッポがここを通ったときに

「呪ってやる…！」

と聞こえたと騒いでいたが、おそらくこれも気のせいである

そのまま帰り道を走っていると、一度見たあのワゴンが走っていた

突如ワゴンがブレーキをかけ、クラクションを鳴らして停車する
正直これが一番怖かった

最後にワゴンを見てから時間がしばらく経っている
しかしここは貴船から全然遠くない場所であった

それはまだわかる
他の駐車場にいた可能性もあるからだ
しかし突如クラクションを鳴らして停車した意味がわからない

怖いのでそのままよけて逃げた

帰りに寄ったコンビニでノッポが

「あのワゴン…中に白い服を着た人が見えた…！」

と語っていたが、どうやら彼は幻聴だけでなく幻覚も見えるらしい

もしかしたらそれもあり得るかもしれない
実は呪ってた人で俺たちの姿を見て止まらせようとしたのかもしれない

でももしかしたら道を聞くために止まったのかもしれないし、ナンパかもしれない

ナンパだったらいいなぁ
～ケース7終～

ケース7は幽霊かも知れないし普通に殺人事件になってたかも知れないし二重に怖いな( ；´Д｀)
気が動転した中で事故らなくて良かった

ケース8
「再挑戦、貴船神社」

これらの話を二年後に友人であるバカに語った結果、再度行くことになった

バカ:バカでうるさい

バカが行きたいとうるさいから行くので、めんどくさいからバカのバイクのケツに乗って向かうことに

バカも同じく
「コンコン聞こえる気がする！！」
というのでプラシーボ効果で俺も聞こえてくる気がし始めた

バカは
「俺まじ心霊スポット好きやし？べつんとこ友達と行って一人で突撃したし？まじ余裕やわ」
と行っていたが実際到着するとビビリだす

絵馬の更新を確認しつつ(前に貼った写真はその時の)、今度は山の階段を目指す

が、階段が見つからない
記憶を頼りにひたすら階段を探す
しかし一向に見つからない
なにか知ってる人いたら教えて下さい

階段を諦め、今度は駐車場に向かう
サビた車は無かった
そして白い服が飛び出してきた茂みを探ってみる

しかしそこはなんと茂みというほどの場所ではなかった
しかも特に奥行きもない
確かに人一人くらいは隠れられるが、バカでも隠れない
ここでひたすら待機してないといきなり飛び出せないような場所だった
マジキチ

そして二年前に全力で逃げた道を向かう

改めて見てみると、よく事故を起こさなかったものだ、と思う
そこら中に石が転がっていて、まともに走れない




俺のバイクはモタードのためまだましだが、ビックスクーターで人をケツに乗せてここを走破したノッポの腕前はなかなかだと実感した

少し休憩をしていたら、バカがいきなり叫び出した
バカが見ていた場所を見てみると、なにやら光る目がこちらを覗き込んでいた

よく見ると、それはただの鹿だった
襲いかかってくることもなかった

鹿までもが生息する自然豊かな観光名所、それが貴船神社でした

～ケース8終～


だいたい印象付いたのはこの8つでした
他にも様々なダムやトンネルに挑戦しましたが、こんなに引っ張った上に長文を書いておいて結局幽霊には会えずじまいでした
ごめんなさい

鹿かよw
>>1乙

>>1乙
今でも心霊スポット巡りしてるの？

おもしろかった
>>1乙