お前ら(80)「それはBDという映像を記録するものじゃよ…懐かしいのお」

孫「辺なの！！見ていいよね！！」

お前ら（80）「おお…」


ｺｺﾛﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ　ﾏﾁ！！


孫「」
https://www.youtube.com/watch?v=wtjSP5rlk5k

この時代って本当に日本どうなってんだろ

未来人からしたら
今で言う鉄腕アトムみたいな感じなんだろ

何十年後のメディア媒体ってどうなってんだろな

というか日本は存在しているのだろうか

というか結婚できるの？

52年立ってもBDは壊れないのか

昔でいうミンキーモモみたいな扱いだろ

>>1
なんでBD見れるプレイヤーがその時代に普通に家庭にあんだよ
設定が甘い
やり直し

なんちゃら細胞が二つほど実用化されてて試験管でなんとかなる時代になってるだろ

孫「じいちゃん！このカスタネット上手く音鳴らない！」ｶﾁｮｶﾁｮ

俺「それはな、3DSっちゅうてな…」

光学ディスクはあと何年で廃れるだろう

劣化して再生できないだろうな

孫「何このディスプレイ触れないんだけどｗｗｗ」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

俺(８０)「それはテレビと言ってな・・・」

今でさえマイナーではあるがダウンロードタイプのコンテンツが増えているんだ
そのうちクラウドの中に全てが収まる

どうなってるのかまるで予測できんな

BDはめちゃくちゃデリケートだし絶対50年も持たないよ

今のうちにビデオテープにデータ移そうぜ
消えてからじゃ遅い

孫をもつにはまず自らが結婚し子供を作り育て上げその子供が結婚し子供を作る必要がある
やべえな

孫「すごいよ！じーちゃんこの絵の中の女の子下着姿だよ！！」

お前ら(80)「今は持っているだけでも捕まるらしいのお…怖いのお」

孫「絶対見つからないようにするから貸してよ！！！」

お前ら(80)｢おお…｣




息子｢親父！！！ふざけんなテメエのせいで俺の息子は強制施設行きだ｣

ガノタA(80)「新作のガンダム糞杉ｗ終わったなｗ」

ガノタB(86)「ワシが若いころにやっていた種死に比べたらゴミじゃのうｗ」

ガノタC(78)「種死とか懐古厨死ねよｗ00こそ至高ｗ」

孫娘「じいちゃん！またアニメ見ていい？」

おまえら(80)「おお、今日は違うの見てみようか」

孫娘「じゃあこれ！　えっと…　ラブライブ？」

おまえら(80)「いいのを選んだなぁ…」

孫娘「みんなかわいいね」

・
・
・
孫娘「この子たち、何してるの？」

おまえら(80)「アイドルだよ…」

孫娘「なにそれ？　昔の学校にはいたの？」

おまえら(80)「こうして、舞台の上で歌ったり、踊ったりするのじゃ……」

孫娘「へぇ～……」

孫娘「……いいなぁ…」

孫娘「ねぇ、今日もアイドルのアニメ見たい！他にもある？」

おまえら(80)「ああ……　これはどうかな」

孫娘「英語のタイトルなんだね」

おまえら(80)「これはラブライブより少し退屈かもしれないのぅ」
・
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・
孫娘「みんな、かわいそう……」

おまえら(80)「劇場版はあえて半端な所で終わらせたのじゃ」

孫娘「これ、続きあるの？」

おまえら(80)「TVシリーズもあるよ」

孫娘「それも見せて！　みんなちゃんとアイドルになれるんだよね？」

おまえら(80)「ああ勿論。みんないい子だもの。辛くても立ち上がれるよ…」

妄想すると楽しそうでくやしいっ

孫娘「よっぴーが足ケガしなければ優勝できたのに…」

おまえら(80)「アイドルとはな、優勝よりも大事なものがあるのさ…　みんな輝いてたろう」

孫娘「うん！　見てよかった！」

孫娘「でも、どうして今はアイドルがいないの？　昔はいっぱいいたんでしょう？」

おまえら(80)「アニメがもうないのと同じだよ…」

おまえら(80)「人々の心を惑わせて、凶悪な非行に走らせると言われて、禁止されてしまったのだ」

孫娘「どうして？おじいちゃんもアニメが好きなのに、悪い人なんかじゃないよ！」

おまえら(80)「どうしてだろうなぁ……　しかし、もう新しいアニメを作ることはできない」

孫娘「作る人がいなくなっちゃったから？」

おまえら(80)「ああ、もうアニメを作る技術も感性もとうに失われたよ…」

おまえら(80)「そして失われたものは戻って来ないのさ……」

こんな未来は来て欲しくない


でもありそう

孫娘「…でも、歌は歌っていいよね？　私、アイドルになるよ！」

おまえら(80)「よしなさい、アイドルだって今はもう厳しく取り締まられているから」

孫娘「でも私、おじいちゃんが好きだったラブライブやWUGみたいになりたい！」

おまえら(80)「……おお、そういうアニメがあったなぁ。観るかい？」

孫娘「見せて！」
・
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・
孫娘「やっぱり私、アイドルになるよ！　でもセンターノヴァになっても消えないからね！」

おまえら(80)「数十年ぶりのアイドル誕生になるぞ…」

孫娘「おじいちゃんに私のステージを見せてあげるね」

おまえら(80)「おお、見てみたいもんじゃ……」

孫娘「おじいちゃんみたいないい人がファンになってくれたらさ、昔みたいにアイドル禁止されなくなるかな」

孫娘「そしたらアニメ作る人もきっと出てきてくれるよね！」

なんか始まってる


期待

——6年後——

孫娘「高校でスクールアイドルクラブを作るの」

おまえら(86)「そんなことをして、大丈夫なのかい」

孫娘「平気よ。部員がもう一人入ったら部活動になれるの」

孫娘「それとね、アニメが好きな友達もできたんだよ。男の子だけどね」

おまえら(86)（孫娘ちゃんの処女膜から声が……）

孫娘「みんな頑張って練習してるよ。クラスの子も応援してくれてるし」

おまえら(86)「情熱までは法の力で抑えきれんかったか…」

孫娘「きっと本当はもっとこういう子たちがいるんだよ！」

孫娘「いつかアニメだってまた作れるようになるよ！」

孫娘「じゃあ今日の練習はこれくらいにしとこうか」

部員A「もうちょっとやってこうよ！　ステップのコツつかめそうなの」

孫娘「でも……」

部員B「この場所もあんまり長居できないよ。また明日にしとこうよ」

部員A「うん…　ちゃんとした場所で練習したいね……」

部員A「部長のおじいさんが見せてくれたアニメでは、外で練習してたんでしょ？」

孫娘「うん。羨ましいよね」

部員B「でもそんな時代を来させるために、私たちが頑張らないと！」

孫娘「そうそう！　明日も頑張るよ～！」

おまえら(86)「ただいま～」

母「おかえりなさい。もうすぐ晩ご飯ですよ」

おまえら(86)「孫娘はまだ帰らないのかい？」

母「ええ、近頃お友達と歌のクラブを作るって張り切ってますから」

おまえら(86)「そうか……」

おまえら(86)（交換会で古いアニメグッズを手に入れてきたというのに）

母「おかしなことでないといいけど、心配ですね」

おまえら(86)「孫娘がそんなことをするものか」

母「そうだといいんですけど、同じクラスにアニメの絵を描く子がいるそうですよ」

おまえら(86)（グッズはいつもの場所に隠しておこう…　きっと帰ってきたら見つけてくれるじゃろう）

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　ｶﾞﾁｬﾝ
母「……」

おまえら(86)「先生はなんて？」

母「授業が終わってすぐに帰ったそうですよ。それで警察にも連絡したって」

おまえら(86)「歌のクラブの友達もかい？」

母「ええ、みんな帰っていないって……　だから私たちは待っているようにと」

おまえら(86)「そうしていられるか。ちょっと近くを探して来よう」

母「やめてください！」ﾄﾞﾝｯ

母「知ってるんですからね。お義父さんが昔アニメを見ていたって」

おまえら(86)「それとこれとは……」

母「あの子だって、歌のクラブと言ってたけど、踊りの練習もしてたのよ」

母「まるでお義父さんの若い頃にいたっていうアイドルじゃない！」

おまえら(86)「だからって、そんな……」

母「そんな人と一緒に暮らすんじゃなかったわ！　孫娘にもアニメを見せたことがあるんでしょう！」

母「きっとそうだわ。あんなのを見せるから、みんなおかしくなっていくのよ！」

おまえら(86)「落ち着きなさい。今はそんな話をしている場合じゃないでしょう」

母「そうね…　お義父さんアニメオタクですものね。真っ当な人間じゃなかったのよね」

おまえら(86)「おい、そんな言い方は無いだろう」

母「子供にアニメなんて観せる人の言い訳なんか聞きたくないわ！」

女「だ－かーら！あたしゃねぇ、あの子たちを守ってあげたの！」

女「当然です！　あの子たちが何をしていたかわかりますか？」

女「女の子たちを家に連れ込んで、アニメの絵を描いて見せてたんですよ！」

女「うちの子がそんなことに手を染めるなんて……　いえ、もうあんなのを息子だとは思いません！」
・
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おまえら(86)「『アニメを根絶する市民の会』ですか……」

警察官「ええ、クラブ活動の帰りにその、同じクラスの友達の家へ立ち寄り」

警察官「そこで少々トラブルになっていたようです」

母「娘は無事なんですね？」

警察官「特にケガなどはないようですが……　少年による手作りのアニメを見ています」

警察官「念のため、しばらくは検査のため、その…　入院を……」

だめだ寝る
おやすみ

おいいいところだろ

眠いならしゃーないな

これは良いものを読んだ

偉い人「想像できることは全て創造できる」