ライトノベルというものが若干プラスの捉えられ始めている
と感じている昨今

もっとライトノベルを読んで欲しい
という思いから、自分のオススメライトノベル『33作品』を紹介していくぜッ!

簡単な感想文も付け足しているので
参考までに読んでもらいたい

一応、比較的最近の作品or集めやすい作品をチョイスしたつもり
なので、過去の超有名作とかは少なめになっている


ただ自分の趣味趣向のせいか
ラノベ初心者向けと言うよりは
ラノベ中級者向けぐらいになっていしまっているかも
何を持ってラノベ中級者なのかは知らんが

若干癖の強いラインナップになっているかもしれないので
少しだけ注意が必要、ということで

それでもどれを読んでも楽しめるラノベを選んだつもりだ!!

ちなみに、順位付けはしていない
順不同の並びなのであしからず

まとめで悪いが
http://hamusoku.com/lite/archives/6095630.html
これの人？

1、紫色のクオリア




人間がロボットに見えてしまう少女を起点として起こる
怒涛の展開で魅せるSFライトノベル!!

1巻完結のライトノベルの中なら
個人的には圧倒的『NO.1作品』

物語のスケールが予想を遙かに超えていき
読んでいるだけでクラクラ来てしまうほど
途中で止める事はできず、一気読みしてしまった


ぜひ劇場アニメ化して欲しいと願い続けて早数年
漫画版が連載中であり
そっちも綱島志朗本人がコミカライズしているのでかなり良い出来!!
漫画から入っても良いかもしれん

紫色のクリオア、雑誌に掲載されたのは読んだんだけど、文庫版はなにが違うの？
誰か教えてくれ

2、ミニッツ




第18回電撃小説大賞“選考委員奨励賞“受賞作

一分間だけ相手の考えていることがわかる能力（デメリット有り）
を持つ主人公が、色々な能力者とゲームでバトルする学園モノ

普通の学園モノなのか、異能バトル系なのか
色々と方向性が分散しているものの

勢いのある展開や癖のあるキャラクター
知略を用いるオリジナルのゲーム設定など
新人章らしい荒削りな良さが魅力的!!


特にキャラクターメイクが上手い!!
これから先、作者は電撃文庫の中核を担うと思っている。

順位づけしないって言った直後にいきなり順位つけてんじゃねーか

今からブコフ行くから参考にする

ギフテッド糞だろ

4、[映]アムリタ




『最原最早』という圧倒的な天才によって作られた映画の絵コンテ
それに魅せられたキャラクター達が
その天才の手のひらで踊らされるミステリー風な物語


これ一作でも十分に楽しめるが
作者、野崎まどの全作を読んだ状態で

最新作『2』を読むとテンションがヤバイ
野崎まど作品で登場したキャラが続々と現れていく様は

「おいおい、一体いつから『2』の構想練ってたの？　
[映]アムリタは新人賞作品でしょ？　え？　え？」

と思わされるほど

『2』へと至るための最初の1冊として
『[映]アムリタ』をぜひ読んで欲しい!!
もちろん、アムリタ自身も面白い!!

>>1のラノベ歴は何年？

6、魔法少女育成計画




ソーシャルゲーム『魔法少女育成計画』をプレイしている人間が
本当に魔法少女になってしまうことから始まる物語

魔法少女達は世のため人のため、自分の優越感のため
人間を助ける仕事を陰ながら行なっていた

しかし、魔法少女のマスコットキャラクターである
『ファヴ』から放たれた一言から物語は大きく動き出す
それは

「魔法少女が増えすぎたから、数を減らすことにした」

というもの
その数を減らすということ＝『死』であり
魔法少女達は否が応にも、お互いを殺しあうデスゲームに巻き込まれていく


某魔法少女Mよろしく
マスコットキャラが鬼畜仕様であり
魔法少女達が殺しあう様を楽しんでいる、愉悦

バトルロワイヤルが基本のベースにあり
各人の能力を活かして戦う展開が面白い1冊
魔法少女なのに物凄いハードボイルドな作品である

7、ブラック・ブレット




『ガストレア』と呼ばれる化物によって
人間が絶滅の危機に瀕している世界観

人間は『モノリス』という巨大な壁で四方に囲み
隔絶した世界で生きながらえていた。

ガストレアと戦う『民警』という職業の主人公（プロモーター）と
その相棒(イニシエーター）の少女(ロリ、メッチャ強い）が
ガストレアや他の民警達と激しいバトルを繰り広げるストーリー

主人公がしっかりと強く、熱いキャラなため好感が持てる作品

しかも、かなりロリキャラが集まってくるから
そっち趣味の方々はさぞ嬉しかろう!!

世界自体が崩壊しかけているというダークな世界観が
これからどう展開していくのか期待!!

ほとんど聞いたことないのばっかりだな
近くの書店では見かけたことないと思うわ多分

甲田学人のmissingと
狼と香辛料途中くらいまでしかおもろいのなかった
最近アニメ化してるラノベはエロゲに影響されすぎだと思う

8、東雲優子は短編小説をあいしている




全3巻で完結した純愛作品

クラスメイトの女子が小説家であることを知った主人公が
そのヒロインと微妙な距離感のまま
『小説の勉強のために、仮の恋人になってほしい』という
あるあ……ねーよ!　な展開が繰り広げられる。

実直に恋愛というものを描いており
主人公とヒロインの微妙な距離感がもどかしくも
ニヤニヤが止まらない1冊


主人公、ヒロイン共に成長していく様が心地いい

1巻は少し煮え切らない部分もあるが
全3巻を通して読んだ後は
爽やかさと少しの哀愁が漂う素晴らしい作品だと断言出来る!

9、パンツブレイカー




半径2メートルにある『パンツ然としたもの』を全て消し去る異能(男女問わず）
『パンツブレイカー』を持つ男が主人公の本作

この設定だけを聞くと
「一発ネタすぎるｗｗｗアホかｗｗｗ」
と思いがちだが
これが微妙にシリアス成分を含んでいるから面白い!!

『パンツブレイカー』は常時発動の能力であり
自分自身ではほとんど制御不可能である

よくよく考えると
普通に生活を送っていたら、パンツを全部消していた
なんてまともに社会生活を送れるわけがない!!

主人公はパンツブレイカーのせいで虐めに合い
その異質な能力を宗教団体に狙われる始末

兄思いの妹(兄にパンツブレイカーがあるからノーパン）と共に
異能力(ギフト）を持つ人間を集めた学園に転校するところから物語は始まる!!

10、豚は飛んでもただの豚




MF文庫Jの〈最優秀賞〉受賞作

ボクシング一筋のぶっきら棒な元不良の主人公が
高校入学と共に、初恋をしたことから物語は始まる

地味ながらも実直に初恋を描いている様は好感触
主人公が人間的にも恋愛的にも一歩一歩成長していくため
これから先が非常に楽しみな作品となっている

ヒロインは三姉妹(三つ子）であり
その長女に恋をした主人公だが
次女とも接近しており、これからどう展開していくのか期待したい!

11、VS!!―正義の味方を倒すには―




主人公は戦隊モノのスーパーヒーロー!!

……ではなく、その敵である悪の組織の一員
しかも、悪の幹部や怪人などではなく

21号という名称の『ただの戦闘員』という奇抜さ
仮面ライダーなら黒装束で「キー！」とか言ってる感じ


一回のヒーローとの戦闘で
何十人もの戦闘員が死んでいく中で
生き残ることだけを目標にしていた主人公が
とある出会いから、ヒーローに一矢報いるため、命がけの戦いを繰り広げていく


圧倒的な弱者が、圧倒的な強者に挑む様が熱い熱い!!
1巻完結かと思ったが、2巻も発売し、そちらも面白い!!

戦隊ヒーローモノで
悪の組織ってどうなってんだろう？
と疑問に思った人は是非読んでもらいたい!!

12、大日本サムライガール




『真性右翼主義の女子高生が、アイドルになって腐った日本を変える！』

という斜め上の物語が展開する1冊
至道流星らしい無駄にスケールのデカイ展開が心地いい!!


極右の美少女がその特異な性格で
芸能界をのし上がって行く様が非常に面白い！！

極右であるが、同時に普通の女の子としての側面も持つため
ギャップ萌えが凄まじい1冊でもある


また、主人公はプロデューサー兼アイドル事務所の社長であり
脱サラしてアイドル事務所を作った青年の
サクセス・ストーリーとしても楽しめる

刊行ペースがなかなか早く
隔月で発売しているため、来月には3巻が発売する
太っ腹にも星海社の公式で全文が読めるため
一度、試しに読んでみてはどうだろうか？

http://sai-zen-sen.jp/fictions/samuraigirl/

ここで出てるラノベのほとんどが聞いたこともないタイトルだわ
傑作だといわれてるのに全く世間に出て来てない
出てくるのは萌えハーレムばかりの現状

13、マージナル・オペレーション




同じく星海社フィクションズから
著者はガンパレでお馴染みの芝村裕吏
元ニートが民間軍事会社で傭兵として活躍していく様を描く!!

傭兵としての特殊な才能を開花させた主人公だが
とある失敗から多くの人間を殺してしまう


戦争や紛争地域での生々しさをしっかりと描き
ぬるま湯で生きてきた主人公を徹底的に叩き落としながらも
そこから這い上がっていく様は爽快の一言!!

2巻の舞台は日本であり
これからの展開も非常に楽しみな作品


あと、ロリコンにもオススメだよ!!

14、冴えない彼女の育てかた




エロゲライターとして有名な丸戸の初ライトノベル作品
丸戸を知っているのと知らないのとでは
まったく逆の評価になること請け合い!!

エロゲをある程度プレイした人ならば
パロディネタが沢山詰まっているので、とても楽しめるだろう。


丸戸作品をプレイしていれば
作品の展開の裏側を読むことができるため
妄想が加速するライトノベルである。
これからの展開次第では、一気に化ける可能性を持っている。


地の文が少ないため、描写がわかりづらい部分があるのが問題か。

15、ボンクラーズ・ドントクライ




リアルな青春を描く1冊

男2人だけのヌルい映画研究会の元に
優れた映画作成スキルを持った美少女が
参加することになることから物語は始まる

男2人に女が1人

例に漏れず、三角関係が勃発!!

ほろ苦い青春が幕を開けるわけだが
主人公が善人であり
『好きな女』と『親友』の間で揺れ動く天秤の動きが胸に突き刺さる1冊。

「ああ、こういう青春もあるよなぁ……」
と思わされるノスタルジーな作品である。
哀愁漂うラストは必見。

16、楽園島からの脱出




ザ・土橋真二郎

無人島に閉じ込められた50人ずつの男女100人の高校生達が
男女それぞれの役割を与えられ
『楽園島からの脱出』を目指す!!

ひたすら人間の生々しい一面を描き
裏切りと欲望が入り乱れる楽園で
それでも本当に壊れない絆が描かれる一作

実社会を投影したようなゲームシステムや
男女の役割と性格の違いなど、なかなかダークな部分を描いている。

しかし、土橋作品を全部読んでいるが
土橋作品の中で最も後味の良い作品である！

上下巻で綺麗に終わっているものの、続きがあってもおかしくはない!!
ツァラトゥストラへの階段の新刊まだ!?

17、のうりん




現在のライトノベル業界で
ライトノベルであることをこれでもかと利用した作品である。

農業高校を舞台に
全方面のパロディとぶっ飛んだギャグ
そして、リアルな農業事情を描くなど、色々とぶっ飛んだラノベである

確実に賛否両論な挿絵の使い方をしたり
実験的な試みをいくつもしていている

編集者と作家、イラストレーターが
丁寧に丁寧にぶっ飛んだ作品を作っていることに好感を持てる

いずれアニメ化もするだろうが
その時は、色々な方向から叩かれるのだろうなぁ……と思うと気が重いでござる！

イリヤは何位？

そういえば、イリヤを入れ忘れた……

18、テルミー




この物語には、二十六人の高校生の男女が登場する。
当然のこの物語は二十六人の死と青春を描くものになる。
そして、この物語は必ずハッピーエンドを迎える。

なぜなら、この物語は始まりの時点が最も悲惨で、もっとも間違った状況だからだ
彼らのうち二十四人は、物語の始まりと同時に死亡している。


やはり、この始まり方が至高の1冊
2巻発売後、まったくの音沙汰が無い(白目

大事な人の死後
それをどうやって乗り越えていくのかを描く素晴らしい作品


頼むから、3巻を……3巻を……

ラノベ中級者向けに書いてるならイリヤは入れるまでもないだろう

19、All You Need Is Kill




ハリウッド映画化も決まっているSD文庫の異端児
初のハリウッドでの映画化がSD文庫とはな！

異星起源の侵略者と人間が戦っている世界で
新兵の主人公が同じ時間を繰り返す『ループ』に巻き込まれていく


どうすればループから抜け出せるのかを探るうちに
主人公はヒロインと出会い

そして最後に紡がれる結末は……


映画とも非常にマッチングしたハードボイルドな作品なので
そちらも非常に楽しみな作品だ!!

本作によってライトノベルというものが大きくフューチャーされる可能性もあり
本作がライトノベルに対する批判的な意見を変える
起爆剤になるかもしれない

20、サイハテの救世主




ムシウタ、サマーウォーズの岩井 恭平が描く
こわれた天才が世界を救うために
嗚咽を吐きながら活躍する作品


主人公はかつて超絶的な天才であったが、才能を失ってしまい
沖縄で逃げるように生活を送るところから物語は始まる

沖縄民との生活の中で
徐々に人間味を回復し始めた最中

自分が創りだした『破壊者』と呼ばれる
人間を滅ぼす方法を記述した論文が盗まれてしまいう
それを解決できるのは天才である主人公だけ……

でも、もう主人公には才能が残されていなかった。


続刊にも期待できる作品であり
主人公である『ドク』と沖縄民のハートフルな関係も期待したい!!

21、ペイルライダー




主人公が圧倒的クズ……というより最低男である
人間関係を壊すことに愉悦を覚える人間であり
転校を繰り返しては、人間関係を徹底的に破壊してきた

新しく転校した先でも
人間関係を壊すための種子をまいていく
しかし、そんな折、かつて壊した人間からの復讐が彼を追い詰めていく……

もはやこの時点でダークな展開が待っていることは必死
人間の生々しさを描いたドス黒い作品であり、そこが非常に魅力的な一作
主人公もダークヒーロー的に立ち振る舞う！

とりあえず、ヒロインはボロボロにされます


ダークな作風ではあるものの
最後は妙に後味がよく不思議なラノベだ
ハードボイルド作品であるとも言えるだろう！

同著者のパニッシュメントやストレンジボイスよりも
圧倒的に読み口が良い！

22、サクラダリセット




全7巻で見事に完結した本作
一切の無駄なく、美しく終えた作者の手腕に拍手を送りたい。

異能力が普通に存在している、とある町で
主人公とヒロインが持つ『リセット』能力(世界を三日前に再構築する）を巧みに利用し
様々な人間の『幸福』を目指す物語


季節の匂いを感じさせる文章が魅力的であり
淡いイラストと相まって、作品の完成度が恐ろしいことになっている

異能力を一切バトルに使わず
ただただ静かに、人の心の動きを描いた名作だと言えるだろう！

23、アニソンの神様




アニソン大好きな留学生が
アニソンを歌うバンドを作るために奔走するラノベである！

ポジティヴなパワーを持ったオタク娘が
周囲を巻き込んでアニソンライブを目指す展開が繰り広げられる

若干、平坦な物語ではあるのもの
終盤のライブ部分の盛り上がりと
後味の良さがオススメの1冊。

アニソン、アニメ好きの人ならば確実に楽しめるだろう
読み終わった後はアニソンを聴きたくなること請け合い


公式HPで短編作品が連日アップされており
そちらもパロディ多めで面白いので、セットで読むことをお勧めする！

24、虚構推理




第12回本格ミステリ大賞に選ばれた
城平京の似非ミステリ作品

人間の意識によって妖怪が生み出されてしまう世界観で
それを逆手にとった真実の捏造が巧みな1冊

城平京らしく予想を遙かに上回る展開と
少しズレたキャラクターの掛け合いが魅力的な作品

城平京原作の『絶園のテンペスト』のアニメが10月から放送するため
本作も各所で取り上げられていくのではないだろうか？

推理パートである後半からのブーストが凄まじく
一気読みは確実だろう！

1年前？に>>1のおすすめでSAO読んだけどAWの方が面白かったわ
でも色々とラノベ読むきっかけになったので感謝感謝

25、も女会の不適切な日常




ファミ通文庫に突如として現れた
海冬レイジの意欲作
発売後、ネットで大きく話題になった


本当は多くは語りたくはないが……

自分が『日常』だと思っていたものが
何者かに捏造された世界であることを知った主人公が
それを正すために、世界の裏側で世界改変を繰り返すのが肝の作品

普通の日常モノだと思っていたら
ドス黒い展開が繰り広げられ度肝を抜かれる

現在2巻まで発売しているが
いったいどういう風に話の落ちを付けるのか気になる作品
過去改変モノが好きな人は手にとってみると良いかも

サクラダリセットきたから満足
この>>1とは趣味があってる

１ヶ月に何冊読んでるんだよこわい

クロセク続刊信じて待ってるよ

26、ヒカルが地球にいたころ……シリーズ




実は自分の初・野村美月作品
文学少女には手を出していなかった(映画だけ見た、映画だけ……）

ありとあらゆる女性を虜にする美少年、ヒカルが唐突に死んだ
生前、彼とほんの少しの知り合いだった主人公が
そのヒカルの霊に取り憑かれることから物語は始まる

ヒカルは女たらしであり
彼は主人公に、生前わけありだった女性達の問題を解決して欲しいとお願いする
現在5巻まで出ており、着々と主人公ハーレムが形成されている作品だが


個人的にはヒロイン達の萌えるというよりは
ヒカルと主人公の友情関係が素晴らしい作品である！
男同士の友情を描くライトノベルは名作の法則

27、丘ルトロジック




頭のネジが一本外れた登場人物達が魅力的な作品、全4巻で完結
かなり過激に反社会的な物語が展開する怪作である

反社会的な行動を、あくまで創作物と割り切れる人ならば
十二分に楽しめる一作となっている
混沌とした物語展開だが、きちんとエンタメとして成立しているところが
この作者の凄いところだろう

惜しむべきは、4巻完結で終わってしまったところだろうか
もう少し話を広げても良かった気もする。


また、キャラクターが全員キレキレでヤバイのが特徴
主人公が異常なまでに『風景』を好きな変人という時点でおかしい
たぶん、こいつは風景写真で自慰ができるんじゃないかと疑うレベル

ライトノベルってこんなのも有りなのか……
と再確認させてくれる一作だ！

気になってるけど買ってないのがちらほらあるな
参考になるわ

28、楽聖少女




杉井光の趣味爆発なライトノベル

普通の音楽好きの学生であった主人公が悪魔の力によって
19世紀初頭のヨーロッパにタイムスリップさせられてしまう

しかも、自分自身が文豪『ゲーテ』となって、である

さらに少女になったベートーベンやら
死んだはずのモーツァルトが生き返っていたり
なかなかカオスな世界観になっている。


音楽と芸術をこれでもかとぶち込んだ作品であり
同著者の『さよならピアノソナタ』ファンならば堪らない裏設定もあり
非常に楽しめる作品だろう！

29、ボイス坂




個人的に2012年下半期トップクラスの作品だと考えている一作

高校卒業後、声優を目指すために専門学校入った
プライドの高い少女が、散々叩きのめされる物語

作品中盤において非常に生々しい転落が描かれており
「うわぁ……これは痛い」と胸が苦しくなるほど
多くの人が共通して負っている傷口を抉ってくるリアルな展開が素晴らしい

後半では若干の物語ファンタジー要素が加わるものの
余りある負の感情を刺激し、奈落に落とし
そこからギリギリの意地で這い上がる展開は素晴らしい


漫画家である『高遠るい』によって書かれたライトノベルであるが
文章は非常に巧みであり、スラスラと読める

漫画掲載も同時に始まっており
ラノベ版も続刊して欲しいが、どうなるかは未知である
作者のやる気はあるようだ

うーむ
シュピーゲルシリーズは入らなさそうだな

30、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている




アニメ化も決定した残念系？ライトノベル
地の文の小ネタや、主人公の鬱屈とした語りが魅力的な一作

豊富な千葉ネタが散りばめられているため
千葉ユーザーは「あるあるｗｗ」と楽しめること請け合い、住んでてよかった千葉！


アニメ化が難しい作品だと感じていたが
どうなるのか期待と不安が入り交じっている

主人公の地の文が一番面白く、作品の肝になっているので
モノローグを多めにするのが良いだろうか（キョンレベルで）



また、作者である渡航の
「あやかしがたり(大賞を受賞したが、全く売れなかった前作）」ネタは
もうそろそろ厳しくなっているのではないかと個人的に危惧している

おいおい傑作選とかいっといてまだ購入決まったの１１作しかねーぞ

もっとなんかねーのかよ

31、ソードアート・オンライン




アニメブーストによって恐ろしく売上を伸ばしている一作
売れるには売れるだけの面白さがある、と実感できる

少し巻数が増えてきて
新規で追うのが辛くなってきているものの
余りある面白さでグイグイと引っ張っていってくれる

ネットゲームを囓っていなくても
ファンタジー作品としても十二分に楽しめる

現在、最終章であるアリシゼーション編が始まっている
こちらも恐ろしく話の規模が広がり
それがまた面白いため、是非読んでもらいたい！

32、半分の月がのぼる空




やはり入れておきたい一作

話としては病弱な少女と、普通の少年の純愛物語であり
ライトノベルとしての強烈さは無いものの

しっとりと描かれる物語と
思春期にありがちが痛々しさが「ああ、こういう時代もあったなぁ…」
とノスタルジックな一時を与えてくれる
まあ、美少女との出会いなどなかったのだが

大人になって読み返すと
夏目のほうに感情移入してしまい涙腺がマッハ


実写ドラマ版は超暗黒黒歴史と化しているが(亜希子さんの服装が完全にAV）
実写映画版は原作とは別物だが
わりと良い出来なので、そっちを見てみても良いかも

半月が俺の初ラノベだった
んっひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！

なんだよ結局半月とか出すのかよ
だったらイリヤとかバッカーノとかその辺適当に上げときゃいいのに

この33をどういう基準で選んだのか教えてくれ

33、戦闘城塞マスラヲ




『お・り・が・み』との兼ね合いから
去年の32選には入れなかった作品だが
こちらのほうが適切であると認識を改めた
（ミスマルカの過去作リンクが激しくなってきたのもあるが）


全5巻でこれほどまでに心を燃やしてくれるライトノベルを俺は知らない
これまでに読んできた1000冊以上のラノベの中でも
トップクラスの面白さを誇る!!

異常な目付きの悪さのせいで
ニートで引きこもりになった主人公、ヒデオが
人格のあるウィルス入りパソコンを拾ったことから全てが始まる

魔法や異能、精霊、魔人、神――
林トモアキ作品共通の
色々なファンタジーをごちゃ混ぜにした世界観が魅力的な作品である

また主人公の成長が心地いい一作であり
主人公ランキングなら個人的にはナンバーワンなキャラクター!!

最終巻の盛り上がりは異常であり
これこそがライトノベルの面白さだ!!
と気持よく言える一作である。

というわけで終了～

以上、33作品でした
個人的には、なかなか良い感じになったかなと思っとる

誰かタイトルまとめてくれ

乙
なんか読もうかな

一応リストな！
番号は順位じゃないので、そこだけは注意で

1、紫色のクオリア
2、ミニッツ
3、ギフテッド
4、[映]アムリタ
5、覇道鋼鉄テッカイオー
6、魔法少女育成計画
7、ブラック・ブレット
8、東雲優子は短編小説をあいしている
9、パンツブレイカー
10、豚は飛んでもただの豚
11、VS!!―正義の味方を倒すには―
12、大日本サムライガール
13、マージナル・オペレーション
14、冴えない彼女の育てかた
15、ボンクラーズ・ドントクライ
16、楽園島からの脱出

乙！相変わらず引き込まれる紹介をする人だなあ！読みたい本がいろいろできた！ありがとう