0歳
昭和天皇が死んだ日に産まれる
死ぬのが先か、産まれたのが先かは分からない

　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 llil,,,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 lllllllllllliii,,,,_　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 !lllllllllllllllliil,、 　 　 　 　 ,,,,,,,,,　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　l!lllllllllllllllll°　　　　.,,iiiilllllllllliil,、　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 l!llllllllllll!,,,,,,,,,,,,,,,lr,,,,lliilllllllllllllllllllil　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　llllllllllllllllllllllllllllllll!!!!!llllllllllllllllllll!"　　　　　　　　　　　
　 　 　 　 　 ,,,,,　 　 　 　 　 ,,,,,iiiiillllllllllllllllllllll!ﾞﾞﾞﾞﾞﾞ゜ .,,illllllllllllllllﾞ°　　　　　　　　　　　
　　　　　　.lllllllllllllllllil_,,,,,,,,iiilllllllllllllllll!!!ﾞﾞﾞﾞﾞ￣｀　　 _,,iilllllllllllll!!ﾞ゛　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 .ﾞlllllllllllllllllllllllllllllllllllll!ﾞﾞﾞ　　　 ,,,,,,,,,,,,,,,,,lilllllllllllll!!lﾞ′　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　 .ﾞﾞllllllllllllllllllll!!ﾞﾞﾞﾞ°　　,,,,,,,iillllllllllllllllllll!!!!ﾞﾞﾞﾞ゜　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　 `ﾞﾞllllllllllllllli,,_,ii,,,,,iiillllllllllllllllll!!ﾞﾞllﾞﾞ￣　　 ._　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　 ﾞllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!ﾞ°　　 .,,,,,,,,,iiilliiii,,,　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　 　 　 　 　 ﾞl!!!!!ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ!llllllllll!!ﾞﾞ゜　　　 ,,,,iilllllllllllllllllllllil,　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　 ￣￣　　　.,,,,illllllllllll!!!llllllllllllllllll　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,iiiiiillll!!llllll,,,、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　 　 　 　 　 liiiiiiiiiiiiilllllllllllllllll!!ﾞﾞﾞ° l!lllllllllliiiii　　　　　　　　　,,　　　　　　　　　
　　　 　 　 　 　 　 illllllllllllllllllllllllllllll｀　　　　llllllllllllllll!　　　　　　　　 llii　　　　　　　　　
　　　　 　 　 　 　 　 ﾞlllllllllllllllllllllllllllli　　　　llllllllllllll　　　　　　　　　 lllll,,　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　ﾞ° llllllllllllllllﾞ　　　 llllllllllllll　　　　　　　　　　ﾞlllllli,,　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　_,,lllllllllllll!l゛　　　 .llllllllllll゛　　　　　　　　　 _lllllllll,,　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　,,,llllllllllllllllﾞ′　　 .,,illlllllllll°　　　 　 　 　 　 llllllllllll,、　　　　　
　　　　　　 　 　 　 　 ,,illlllllllllllllﾞ′　　　 .llllllllllllllliiiiiii､　　　　　　　 ,llllllllllllll　　　　　　
　　　 　 　 　 　 　 _,,iillllllllllll!ﾞ″　　　　　ﾞllllllllllllllllllllllllllliiiiiiii,,,,,,,,,,＿lllllllllllllll　　　　　　
　　　　　　　　　 ,,,iillllllll!!!ﾞ′ 　 　 　 　 　 ﾞﾞﾞ!!!!llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll　　　　　　
　　　　　　　　,,,illlll!!!ﾞﾞﾞ゜　　　　　　　　 　 　 　 　 ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ!!!lllllllllllllllllllllll!ﾞ′　　　　　
　 　 　 　 　 iil!!ﾞﾞ￣　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｀'ﾞﾞ!!ﾞﾞ!!!!ﾞﾞﾞ｀　　　　

0歳
産まれてからすぐに泣かずニコニコしてたらしい
そのあとは泣かないまま眠り、数時間後に起きてから初めて泣いた

１歳～3歳
すくすく育つ

4歳
保育所に入る
通うのが嫌で嫌でしょうがなかった
休む為にわざと転んで膝を擦りむいたりしてた

4歳
お昼寝の時間
毎回おねしょをしていた
おねしょが恥ずかしいから寝ないでいたが
すぐに沈黙に耐えられなくなり保育所内を徘徊する

4歳
保育所は徘徊中に消防の非常ボタンを触ろうとしたところを見つかる
なんで押そうとしたのと聞かれたが、押す気はなかったと言っても信じてもらえなかった

5歳
砂遊びに夢中
毎日砂遊びをしていた

6歳
冬、積もった雪を登って遊んでいたら
転んで木材に手をぶつけ、骨まで見える怪我をする
しかし驚いただけで悲鳴もあげず泣きもしなかった
友達にいわれ保育士に見せに行く

7歳
ようやく物心がつく
ここまでのエピローグは親や友人の話をまとめ
小学生からの記憶はある

7歳
禿げた

7歳
小学生になる
クラスで向かい合った女子児童と目が合わせられず赤面する日々
３歳年上の兄の同級生の女が可愛い可愛いと頭をなでるが、不快

8歳
小学２年生
授業中におしっこを漏らす
クラスの笑い者になったが、次の日には皆忘れてしまっていた

8歳
小学２年生
九九がなかなか暗記できず、結局クラスで一番最後に合格
他の成績も下から数えた方が早い

9歳
小学3年生
勉強についていけず、体育や図工に才能を発揮する
しかしどれも一位にはなれず中途半端
これといった友達はまだいない

しかし俺が>>1の友達になった

10歳
小学四年生
ゲームのしすぎで急激に目が悪くなりメガネをかける
すると「お調子者のメガネ猿」のキャラクターがウけ始め一気に友達ができる

10歳
小学四年生
勉強はできないが友達が増えて楽しい毎日
一人で遊んでるクラスメイトに次々と話しかけ友達を増やす
コサックダンスが得意技

10歳
小学四年生
兄の影響で野球部に入る
が、運動神経はあるが努力しないので先輩（兄の後輩）から嫌われる

11歳
小学五年生
テストの点があまりに上達しないので、先生に抜き打ちで九九の暗算テストをやらされる
結果、4･6･7･8の段が不完全だと判明する

11歳
小学五年生
２学期まるまる使い九九を完全に覚える
成績は悪かったが、四年の時に作った友達に勉強を教わりながら徐々に良くなる

12歳
小学六年生
成績がクラスの真ん中までくる
野球部では補欠

13歳
中学１年
英語というものを初めて意識する
ABCがえーびーしーと読めない事が理解できずつまずく
野球部に入る

13歳
中学１年
野球部の先輩が不良になってた
練習中ヒットエンドランを理解してなかった事が発覚し殴られそうになるも
３年生の副キャプテンに救われ無傷

13歳
中学１年
思春期に入る
金玉に毛が生え始め、ちん毛と勘違いする

14歳
中学２年
オ●ニーを覚えるが、女性をまだ意識していなかったのだ
単純にち●この快感だけでイク毎日

14歳
中学２年
野球部の同級生にち●こを触られる
射精したことあると聞かれうんと答えると手コキし始めた
数分後射精、初めて腰が抜ける

14歳
中学２年
成績が悪くなる
勉強しなくなる

15歳
中学３年
成績が悪く、野球部でも補欠
仲のいい友達とはクラスがちがうので、ひとりぼっちの毎日
部活にいかなくなる

15歳
中学３年
部活に行かないので親に怒られる
学校に行くと勉強ができず、友達とも疎遠で、部活にも今更行けない
死にたくなる
毎日死を考える

15歳
中学３年
進路は家から一番近くの猿でも入れるヤンキー高校しか行けるとこがなかった
毎日絶望しながら卒業まで一人で時間を潰す
卒業、涙の一つ出ない

16歳
高校一年
不良高校だけあって成績が上位になる
小学の友達と出会い、そこから新しく友達を増やす
部活には入らず、まっすぐ帰る
家にインターネットが入る

16歳
高校一年
ふとインターネットで自殺を検索してみたところ
中学時代の自分みたいな心境の自殺志願者が沢山いる事に気づく
自殺志願者が集まる掲示板を覗くようになり、書き込んでみる

16歳
高校一年
表では不良高校の生徒ながら好青年だったが
裏ではインターネット越しに自殺志願者の話相手をしていた
そして自殺志願者の大半が、本当は自殺する気なんてなく
現状からの打開、現実逃避として自殺志願を表面的に挙げてるのだと気づく

17歳
高校二年
代り映えしない自殺志願者の掲示板に飽きてきた頃、気になる書き込みを見つけた
一見するとその日の天気から始まる日記スレだが、その手はまさに自分の住んでる県の天気なのだ
同じ県の自殺志願者、と妙な親近感を覚えて書き込んでみることにした

17歳
高校二年
掲示板で話していくうちに相手はやはり自分と同じ県の在住だと分かった
自殺志願の理由はイジメや家族との不仲とかありきたりで面白味がなかったが
住んでる場所が近いという一点だけで自分には相手が妙に魅力的に見えていた

17歳
高校二年
それまで恋なんてしたことなかったから
これが初恋なんだと風呂に入りながら気付いた時は勃起が止まらなかった
インターネット上で、しかも自殺志願者の掲示板で会った、顔も知らない人間に猛烈に恋をしていた

17歳
高校二年
冬、会う事になった
厳密には、相手から会いたいと言ってきた
迷わずＯＫしたが、ここにきて急に怖くなってきた

17歳
高校二年
書き込みから恐らく性別は女、年齢も恐らく同じくらい
でも違ったら？
書き込みは全部嘘で自分を殺す犯罪者かもしれないじゃないか
でももう日付も時間も決めてしまったあとだった

17歳
高校二年
公園で待ち合わせ
首吊り自殺が、毎年春になると発見される公園
婆ちゃんの小刀を鞄にいれて、待ち合わせ場所を遠くから覗いて待つ

17歳
高校二年
待ち合わせ時間になり、女の子が現れた
白いワンピースみたいな服を着てその上にぶかぶかなコートを羽織ってる
小さい女の子だった

17歳
高校二年
緊張が最高潮だったけど、辺りを見渡しても他に誰もいない
意を決して立ちあがり、真っ直ぐ向かう
近づくにつれ、姿がはっきりと認識できてくる

17歳
高校二年
明らかに子供、同い年なんてもんじゃなく小学高学年くらい
痩せて、色白で、ぼさぼさの髪を変な帽子で誤魔化してる
歩きながら動揺を隠しながら、やあこんにちは、返事はすぐには帰ってこなかった

17歳
高校二年
ある程度近付いて止まり、待つ
女の子は少しだけ眉間にシワを寄せながら乾いた少し枯れたような声で
おどろいたわ、もっと大人だと思ってたのに、と言った

17歳
高校二年
まったく俺のセリフだったが、即座に声の異質さの原因を発見して息を飲んだ
彼女の首元には青青とした跡があったのだ
固まってしまった
こんな小さな女の子が首吊り、死ぬ？

17歳
高校二年
俺の変化に気づいたのか、彼女は俺に一歩近付き、俺の左手を握って
寒いからあっちのベンチに行こうよ、と枯れた声で言ってきたが
俺は動く事ができなかったばかりか、泣いてしまった

17歳
高校二年
自殺掲示板にいる大半は構ってちゃんだ
本当は自殺する気のない奴ばかり
だから俺はその甘っちょろい奴に
死だけが君の救いなら自殺しかないよな、死だけが、などと言い放ってきた
死ぬ気がないんだから、死なないから、自殺は起こらないんだと思ってた
けど違った

17歳
高校二年
違ったんだ
なんてリアルな死が、目の前にいる
俺は涙が止まらなかった、膝をついて、ごめん、すまない、と呟き続けた
彼女は困っただろうな

17歳
高校二年
泣きながら一頻り悔いた後、一読深呼吸して落ち着いた
顔を伏せたまま、すまない、もう一度言うと、あんたのせいじゃないよと
頭の上から声が枯れた声が聞こえた
また泣きたくなったが我慢した

17歳
高校二年
ベンチに移動してから、自己紹介をし合った
彼女は15歳との事だった、見えないが色んな影響で発育が遅れてるらしい
名前はお互い教えず、掲示板上のハンドルネームで行こうと決めた
彼女は終始、普通の女の子だった

17歳
高校二年
その日は自己紹介のみで解散した
また近いうちに会おうと言おうとしたら、先に言われた
家に帰ってすぐに自殺掲示板を開いて彼女の書き込みを読んだ
俺が泣いた事はちゃんと書いてた

17歳
高校二年
それから週に１度は会った
彼女は不登校なので、毎日暇らしいが
距離的な問題があったので週に１度がやっとだった

17歳
高校二年
7回目のその日は吹雪だった
待ち合わせ場所の公園には風除けの柵はあるものの完全には防げない
ベンチに座る俺たち２人にも吹雪は容赦なく吹き付け話どころじゃない
すると彼女はベンチから少し離れた公衆トイレに行こうよと俺の手を引いた

17歳
高校二年
公衆トイレの前に来ると、彼女は障害者用のトイレの扉を開け、中に入って手まねきした
俺は、あぁここなら吹雪きに邪魔されず話ができるななんて呑気にｶﾝｶﾞｴﾃﾀ

17歳
高校二年
俺は扉を閉め、風が止む
彼女は便座に座り、俺を見ている
さて今日は掲示板に出没する出会い厨の真の狙いについて話そうとした時
彼女はコートを脱いだ

17歳
高校二年
脱いだコートを壁のフックに引っ掛けると
今度はスカートの腰に手をやり、一気に足元まで下ろした
俺は呆然と見ていた、扉の傍に立ったまま

17歳
高校二年
彼女は黒いパンツを履いていた
今度はそのパンツの腰に手をあてていた
俺はキョドリながら、ちょちょ待って何やってんの？と小さく叫んだ

なんか複雑だな

17歳
高校二年
彼女はパンツに手を当てたまま、寒いからこっち来てと俺をみつめた
唾をのみ、彼女の顔を彼女のパンツにかけられた手を交互に見ながら近づいた

17歳
高校二年
近づいて分かった
彼女の足は青あざや小さな切り傷がたくさんあった
２度目の唾を飲み込むと同時に彼女が話し始めた
父親から虐待されてる事、学校の先生もグルだという事

17歳
高校二年
最後に彼女は、そんな最低の父親でも唯一の家族だからね、と
俺にできる事は初めから何も無かったんだと悟った
彼女と話をしながら、彼女の何も知らなかったんだと
でも俺は、俺に何かできる事はあると聞いた
彼女は今、かなり寒いから抱きしめて欲しいと冗談っぽく笑ってみせた

17歳
高校二年
既に限界だった
俺の目は涙でいっぱいだった
でも彼女が抱きしめてというなら抱きしめよう
小さくて薄い彼女の身体は、俺が全力で抱きしめたらちぎれてしまいそうだった
こんな小さな身体で、俺の何十倍何百倍も苦しんでたなんて

17歳
高校二年
抱きしめて、離したくなかった
もう二度と、彼女を帰したくなかった
このまま時間が止まれば、彼女は俺が守ると神に祈った
本当に神に祈った

17歳
高校二年
それに先に気付いたのは彼女だった
彼女は俺の耳元でいいよって言った
もう離していいよだと思って嫌だと強く抱きしめた
その時なにか股間の違和感に気づいた
ハッとして膝立ちで抱きしめた状態のまま意識を集中してみた
勃起していた

17歳
高校二年
もう一度彼女がいいよと囁いてくれた
俺はもう何も考えられなかった
今は彼女の望みを叶えよう
それだけが俺だった
彼女がいいと言うなら
彼女がそれを望むなら
今すぐにセックスしよう

17歳
高校二年
だが抱き寄せたまま、片手でベルトを外すのは困難だった
やむなく彼女から両手を離し、ベルトを外す
ボタンを外し、チャックを下ろす、と同時にズボンとパンツを下げた
勃起したち●こを初めて女に見せた

17歳
高校二年
彼女は何も言わなかった
何も言わず便座から片足を付き、俺に背を向けてから、両足をつき、
便座に覆いかぶさるような体勢になったあとで、スルリとパンツを下げた
彼女のま●こはよく見えなかった
だが問題ではないと思った
前に進んだ

17歳
高校二年
彼女の腰は低かったので、俺は足を曲げて、ま●こがあるであろう位置にち●こを進めた
だが全然入らなかった、かろうじてア●ルは見えるが、ま●こらしき穴は無いのだ
すると白い手が伸びて来た
手は優しく俺のち●こを、確かめるように握り、ゆっくり誘導した

17歳
高校二年
誘導され俺のち●こはア●ルのすぐ下の、割れ目の一番上にあてがわれた
その一瞬あと、彼女が背を反らしながら腰を突き出した
ち●こがま●こに入った

17歳
高校二年
快感だった
まさに快感
これまで感じたことのない暖かさに包まれた
気を失いそうになるほどの快感に突き動かされ
俺は腰を少し引き突き出す、少し引き突き出す

17歳
高校二年
無意識に彼女の腰を掴んでいた
彼女が俺の突き出しによって離れないよう
しっかりと固定し、腰を振った
セックスは初めてだったが、腰の振り幅はち●この長さより短い事は瞬時に理解できた

17歳
高校二年
まもなく射精感が湧いて来たが、俺には何の迷いもなかった
腰をしっかりと掴み、中に出す
出る
出ている
まだ出ている

17歳
高校二年
出し切った
冬の半分屋外みたいなところで、全身から汗を吹きだしながら
彼女は最中、何も言わなかった
俺はち●こを抜き、彼女を後ろから抱きしめた
お互いの身体が冷えてくるまで、ずっと

17歳
高校二年
何分か経過し、服着ようと提案した
彼女は、うん、とだけ言って、パンツを上げた
俺が出した精液を拭いたのか出したのかは確認してない

17歳
高校二年
服を着た後は、しばらく黙ってた
俺は壁に寄りかかり、彼女は便座に座っていた
正直このまま彼女を俺の家に連れ還っても良かった
家族には事情を話せば解ってくれるはずだと
解ってくれなけりゃ２人で駆け落ちでもなんでもしようと考えた

17歳
高校二年
が、先に口を開いたのは彼女だった
ありがとう、と
元気になったよ、と
俺は嬉しくなった

17歳
高校二年
彼女は続けて
それじゃ今日は帰るね、寒いしね、と
俺はそうだな、寒いから帰るかと思った
俺たちはそこで別れた

彼女はその日の夜、首を吊って死んだ

おぅ………

これは・・・

きつすぎるだろ
きつすぎる

まじかよ...

17歳
高校二年
彼女が死んだと分かったのは電話が来たからだ
何回目かに会った時、停電やパソコンが壊れた時の為に交換した電話番号
翌日の夕方、彼女の父親から電話がかかってきた
娘が自殺したと

17歳
高校二年
悪戯だと思った
でも同時に現実だと思った
彼女の首を思い出した
青青とした跡
電話の向こうで、彼女の父親が予想外にも言ってきた
落ち着いたらまた電話する、大丈夫か
俺はただ、はい、としか言えなかった

17歳
高校二年
電話が切れた瞬間、俺は心臓が飛び出るんじゃないかってくらいの勢いで吐いた
その後で肺が破裂するんじゃないかってくらいの勢いで叫んだ
座ってた椅子を窓ガラスをぶち破り外にほおり投げた
家族が掛けつける音を聞いて、スリッパのまま窓から逃げた

17歳
高校二年
涙があふれて来た
何も考えられなかった
外はシンシンと雪が降っていた
気づけばスリッパは片方失って裸足だった
もう、俺も死のうと思った

17歳
高校二年
首を吊ろう、そう思った
彼女と同じ、そう思った
でもロープがなかった
ロープは俺の部屋にある
帰ろう
俺は帰った

17歳
高校二年
家に帰ると婆ちゃん以外の家族から殴られながら責められた
俺が何も言わないでいると、婆ちゃんが俺に近づいてきた
婆ちゃんにも何も言うつもりはなかった
でも婆ちゃんは、何も言わず俺を抱き寄せて、子守唄を歌った
俺は赤ん坊のように泣いてしまった

最後までみたいけど明日のために寝なきゃだ
どうなるんだろう

17歳
高校二年
気づいたら寝ていた
起きたのは俺のベッドの上で、窓にはダンボールが貼ってあった
俺は二度寝する事にした

17歳
高校二年
次の日から、俺は高校に通うのを止めた
毎日６時に起き、電話の前に座り続け、夜の12時に寝た
初日は辛かった
だけど３日もすれば慣れてしまった
この生活が21日続いた

17歳
高校二年
22日目、正午ぴったりに電話が鳴った
俺は即座にとり、オレです、○○（ハンドルネーム）ですと言う
電話の主は彼女の父親だった
明日の昼、例の公園で会う約束をした

このスレ読んでいたら、脳内で
松本哲也の「ユキヤナギ」という曲が流れて離れない

物凄くマイナーな曲だが興味有ったら聴いてみて・・・
>>1には特にオススメする
http://www.youtube.com/watch?v=uvw7u_NSg5M

17歳
高校二年
公園に俺は朝の7時からいた
始発で来た
彼女と過ごしたこの場所に
彼女を苦しめた奴が来る
俺は彼女の父親を殺す

17歳
高校二年
婆ちゃんに貰った小刀
婆ちゃんが死んだ爺ちゃんに貰ったらしい
婆ちゃんはこの小刀でリンゴを剥いてくれたっけ
ごめんな、婆ちゃん

17歳
高校二年
小刀を尻の下に敷き、待つ
この何日かを思えばなんと短いことか
数時間後、正午ぴったりに男が来た
間違いなく彼女の父親だろう

でも彼女はなぜ>>1にセックスさせてあげたのかな
恩返しのつもりだったのか...
人と人の絡みの最上級がセックスっていうのがなんかなぁ...
考えさせられる

17歳
高校二年
彼女の父親は俺を確認するなり
ﾋｮｺﾋｮｺ歩いてきながら懐から紙を取り出した
俺は座ったまま彼女の父親を見つめる
イショダ、変なイントネーションだったが、遺書だといったのだろう
が、俺には関係なかった
お前を殺して俺も死ぬ

17歳
高校二年
父親は遺書を俺に差し出したが、遠い
まさか小刀がバレてるとも考えられない
父親は片眉をあげて、少し考えたのち遺書を読み始めた
遺書は短かった

17歳
高校二年
これは遺書です
私は自殺しますので、ご迷惑をおかけします
今まで育ててくれてありがとうこまざいました
本当の家族に会いに行きます
ごめんなさい

17歳
高校二年
一瞬意味が解らなかったが
本当の家族が目の前の男ではない事を意味するならと考えた時
もう一枚ある、君にだ、と２枚目をめくった

そうか
本当の家族ではなかったのか
辛かったな

17歳
高校二年
待って！と慌てて駆け寄り紙を奪う

○○へ
私のために泣いてくれてありがとう
大好き
○○より

17歳
高校二年
短かった、どっちも
これじゃ何もわからないじゃないな
もっとわかるように書けよ
説明しろお！俺は男に叫んだ

17歳
高校二年
男は嫌そうな顔をしたまま話してくれた
自分は彼女の父親の弟だという事
彼女の母親は彼女の父親からの暴力により殺された事
彼女も父親の暴力にあっていたが、父親がヤクザか何かに連れ去られ、たぶん死んだ事
彼女は父親の子を妊娠していた事

うへぇ・・・

ここは大体予想通りだった・・・

胸糞悪いエロ漫画読んでる気分だ

17歳
高校二年
俺がそんな、とか、だけど、とか呟いてると
男は続けてこう言ってきた
あの子は幸せだったよ、と

あ、じゃあその彼女の父親の弟が暴力振るってたわけじゃないん？？？

17歳
高校二年
訳がわからなかった
そんなはずはないだろうに
俺の表情で察したのか、更に続けた
彼女は君に会うまでは殆ど毎日自殺未遂を繰り返してたんだ
でも君に会ってからは、未遂はおろか食事も取れるようになって
君の話をする彼女の姿は普通の女の子そのものだったよ、と

17歳
高校二年
崩壊寸前だった彼女を、最後の最後で救ってくれた
彼女の最期の時、思い出したのは父親からの暴力でも、母親の死でもなく
君と過ごせた楽しい時間だよ
ありがとう
男は去っていった
俺は悔しくて泣いた

やっべえええ
ここだけですごい密度だな>>1の人生

17歳
高校二年
その後あの自殺掲示板は閉鎖された
自殺志願者の出会いの場みたくなってしまった事が原因らしい

18歳
高校三年
自殺から身を引き、真っ当な学生になった
が、やはり自殺のニュースを見る度に思い出さずにはいられない
もうすぐ卒業、進路どうしよう

18歳
高校三年
就職しかねーな
地元バス会社→落ちる
親のコネで→落ちる←んなアホなｗ
地方プロダクション→受かる←ひ～ネタで受けたのに～（汗

18歳
高校三年
卒業式後、文系女子に告られる
すまない、女に興味ないんだ
ホモ野郎と罵られる

まだその子を愛しているのか
一途だな　いいと思うよ

フィクションなら結構面白いけど・・・
人生ってイベントや青春の１ページたけでは終わらないからな・・・
衝撃的な出来事でも過ぎてしまえば、無味乾燥な現在進行形よりもマシ・・・

というのは、絶対に詭弁・・・孤独死で朽ち果てようが、人生全うした方が良い

19歳
社会人一年
動物系事務所で有事の際は24時間体制のサービス残業
でも念願の一人暮らし
親元を離れて気楽ライフ

19歳
社会人一年
仕事キツい、娯楽欲しい
アパートにネット設備完了
エロ…ｼｺｼｺ………エロ……
自殺……いや…エロ……自さ…
つらい…自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺自殺
うわああああおおおおおお

19歳
社会人一年
新しい自殺掲示板を探す
しかしやはり大半が構ってちゃんで味気がない
もっとガチな奴いねーのかよ
まもなく見つける

19歳
社会人一年
なになに、性自認は女で身体は男、男の身体が嫌過ぎて死にたい
なるほどね
馬鹿か

支援

おいどうした見てるぞ

淡々としてるからレスは返してくれないみたいだな
だが>>1には月並みだが　よく頑張ったと言わせてほしい

あんまり病んでほしくはないけれど
スレがここで終わってもいろいろ考えさせられる内容だったよ

多分忘れないと思う

もう少し更新を待って変化がなければ寝るかな

ん？おわりか？
( ；∀；) ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰ