幼女「あなた名前は？」

俺「ﾌﾞﾋ？」

幼女「どうして段ボールの中にいるの？」

俺「ﾌﾞﾋｨ...」

幼女「ことばが通じない」

俺「ﾌﾞﾋ...」ｸﾞｰ

幼女「おなかすいてるの？」

俺「ﾌﾞﾋｨ...」ｸﾞｰｸﾞｰ

幼女「とりあえずお家につれていこう」

続きはよ

保健所で殺処分だな

家族に捨てられた哀れな奴め

続きはよ

幼女「ただいま」ｶﾞﾁｬｯ

幼女母「あら、おかえり...ってきゃあああああ！！！！！？！？？！」

幼女「おかーさん？」

俺「ﾌﾞﾋｨ？」

幼女母「ちょっと、その汚らしい捨てニートどこから連れてきたの！？早くもとの所に返してきなさい！！！！」

幼女「でもおなかすいてるみたいなの」

幼女母「家には捨てニートに与えるような食べ物はありません！！早く返してきなさい！！！！」

幼女「わかった」ｶﾞﾁｬ

保健所に連れて行くな！

幼女「ごめんねご飯もらえなかった」

俺「ﾌﾞﾋｨ...」ｸﾞｰ

幼女「まってて」ﾀｯﾀｯﾀ

俺「ﾌﾞﾋ？」

幼女「ただいま」

俺「ﾌﾞﾋ！」

幼女「はいどうぞ」っ う○い棒

俺「ﾌﾞﾋｨﾌﾞｨｗｗｗｗ」ｻｸｻｸｻｸｻｸ

幼女「2本買ったらおこづかいなくなっちゃった」ｻｸｻｸ

幼女「ごちそうさまでした」

俺「ﾌﾞﾋﾌﾞﾋｨｗｗｗｗ」ﾍﾟﾛﾘ

幼女「ちゃんとごちそうさましてえらい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

俺「ﾌﾞﾋｯｗｗｗｗﾌﾞﾋｯｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」

幼女「連れて帰ったらおかーさん怒るしどうしよう」

俺「ﾌﾞﾋｨ？」

幼女「こまった」

俺「ﾌﾞﾋｯ！」

幼女「あっどこいくの？」

俺「ﾌﾞﾋﾌﾞﾋｨｗｗｗｗ」

幼女「あ、もとの段ボールのところ」

俺「ﾌﾞﾋｯｗｗｗｗ」

幼女「でも裸だしさむいよ？ご飯もないし」

俺「ｺﾎﾟｫｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」

幼女「...また明日くるから」

俺「ﾌﾞﾋｯｗｗｗｗ」

幼女「ばいばい」

夜

俺「ﾌﾞﾋｨ...ﾌﾞﾋｨ...」zzz

DQN1「おっ見ろよこんなとこに捨てニートいんぞｗｗｗｗ」

DQN2「うわマジだｗｗｗｗキンモーｗｗｗｗ」

DQN1「おらっ邪魔なんだよゴミｗｗｗｗ」ｹﾞｼｯｹﾞｼｯ

俺「ﾌﾞﾋｯ！？ﾌﾞﾋｨﾌﾞﾋｨ！！！！」

DQN2「うわきめぇｗｗｗｗﾌﾞﾋﾌﾞﾋうっせーんだ、よっ！！！！」ﾄﾞｶﾞｯ!!

俺「ﾌﾞﾋｨ！？！！？！」ｺﾞﾛｺﾞﾛﾄﾞｼｬｯ

DQN1「あーすっきりしたｗｗｗｗ殴りすぎて手イテーｗｗｗｗ」

DQN2「それなｗｗｗｗでもちょっとやりすぎたっぽくね...？」

DQN1「いいんだよいいんだよｗｗｗｗ俺達は社会のゴミを掃除してやっただけなんだからよｗｗｗｗ」

DQN2「それもそうだなｗｗｗｗ」

俺「ﾌﾞ...ﾋｨ...」

しょこたん「保健所に連れて行くなっ」

翌日

幼女「よし」ｷﾞｭｳｷﾞｭｳ

幼女母「待ちなさい。鞄にそんなに食べ物詰めてどこに行く気？まさか昨日の捨てニートのところにいくつもりじゃないでしようね！？」

幼女「そう」

幼女母「ダメよ！！あんなのは社会のゴミ同然なんだから関わっちゃいけません！！それに、その食べ物はパパが稼いで買った家の大切な食べ物なのよ？見ず知らずの捨てニートなんかに食べさせるものじゃないの！！」

幼女「でもおなかすかせてた。食べないと死んじゃう」

幼女母「いいから！！！！ママは許しませんからね！？！！？！」

幼女「こまった」

寝れなくなった
こまった

心が痛いよぉ…

幼女がんばれ

ちょっと捨てられてくる

幼女母「ママこれからお買い物に行くからあなたも着いてきなさい。くれぐれも勝手なことしないように！！！！」

幼女「わかった」

幼女母「全くなんであんなのなんかに...」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

幼女「やくそく、守れない...ごめんね」

幼女母「幼女ちゃん？行くわよー！」

幼女「わかった」

幼女母「幼女ちゃん、今日の晩ご飯はなにがいい？」ﾃｸﾃｸ

幼女「なす田楽」ﾃｸﾃｸ

幼女母「あっ、卵使わないと...んー、じゃあオムライスにしようかしら」

幼女「...」

幼女(ここ昨日のすてにーとがいた近くだ)ｷｮﾛｷｮﾛ

幼女「！！」ﾀﾞｯ

幼女母「あっ、こら待ちなさい！？どこに行くの！！！」

幼女「すてにーと！」

俺「ﾌﾞ...ﾋｨ...」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

幼女「いっぱいケガしてる、痛そう」

幼女母「はぁはぁ...いきなり走ったりしたら...はぁ、危ないでしょ...ってあなたそれ昨日の！？」

幼女「おかーさんすてにーといっぱいケガしてる、病院連れて行かなきゃ」

幼女母「ほうっておきなさい！赤の他人の、それも捨てニートなんかにそんなことしてあげる義理はありません！！！！」

幼女「でもすごく苦しそう、このままじゃすてにーと死んじゃう」

幼女母「い、いいから早く行くわよ！！！！」

幼女「おかーさん！！！！」

幼女母「っ！？」

幼女「お願い...すてにーとを、助けてあげてっ...！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

幼女優しい

ありがとう

病院

医者「幸い骨折等の重傷は見られません。軽い打撲や痣は多数ありますが命に別状はないです。あれだけ暴行を受けた様子なのに奇跡的ともいえますね」

幼女「よかった」

医者「倒れていたのも極限の空腹状態による意識の混濁と栄養失調が酷かったためと思います。現在は点滴で状態も安定しているので今日中には退院できますよ」

幼女「おかーさん、ありがとう」

幼女母「...これっきりですからね。目の前で死なれても寝覚めが悪いもの」

俺「ﾌﾞﾋｨ...ﾌﾞﾋｨ...」zzz

幼女「あっ、でもすてにーとお家ない。こまった」

医者「そうですねぇ、とりあえず目が覚めるまではここにいてもらって構いませんが...」

幼女「おかーさん」

幼女母「駄目です」

幼女「まだなにも言ってない」

幼女母「どうせ家に連れて帰りたいとか言う気でしょう？駄目です。絶対に駄目です」

幼女「そこをなんとか」

幼女母「駄・目・で・す！！大体誰が食事を与えたり世話をしたりすると思ってるの？それにどこの馬の骨とも分からないような捨てニートが家にいるなんて知れたらご近所になんて言われるか！！！！」

幼女「わたしのごはん半分あげるから」

幼女母「そんなのは許しません！！あなたの分の食事はあなたのために作っているの！そんな捨てニートに食べさせるタメじゃないの！！！とにかく、駄目なものは駄目です！！！！」

幼女「わかった」

家に入れるれるかこんなもん

ニート…ｸﾞｽｸﾞｽ

俺「ﾌﾞﾋ...？」ｷｮﾛｷｮﾛ

幼女「あっすてにーと起きた」

俺「ﾌﾞﾋｯｗｗｗｗﾌﾞﾋｯｗｗｗｗ」

幼女「顔色がよくなってる、よかった」

俺「ﾌﾞﾋｯ？ｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」

幼女「ふふっ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

幼女母「こ、こら幼女ちゃん！？触ったら駄目でしょ！！！！」

俺「ﾌﾞﾋｯ！？」ﾋﾞｸｯ

幼女「おかーさんすてにーと怖がってる」

これが未来の日本か…

幼女母「んなっ...！？だ、誰が助けてあげたと思ってるのよ全く！！！！幼女ちゃん！！帰るわよ！！！！」ｸﾞｲｯ

幼女「そんなに引っ張ったらいたい」

俺「ﾌﾞ、ﾌﾞﾋｲｯ！！！！」

幼女母「っ！？」ﾋﾞｸｯ

幼女「すてにーとそんな大きな声も出るんだね」

俺「ﾌﾞﾋｲｯｗｗｗｗ」ﾌｶﾌﾞｶ

幼女「おお、なんて綺麗なおじぎ。しゃちくのかがみのようだ」

幼女母「な、なんだって言うのよ...！！」

幼女「おかーさん、すてにーときっとお礼言ってる。ありがとうって」

幼女母「...ふん！！帰りますよ！！」

ちょっと全裸でダンボールの中入ってブヒブヒいってくるわ

これだから羊水腐ったBBAは嫌いなんだ
幼女は最高だね

生き物苦手板のやつに拾われなくてよかったね

数日後

幼女「すてにーと遊びにきたよ」

俺「ﾌﾞﾋｨ...」ﾍﾟﾗｯ

幼女「すてにーとご本読んでるの？」

俺「ﾌﾞ、ﾌﾞﾋｯ！？ﾌﾞﾋｨｗｗｗｗ」ｻｻｯ

幼女「どうしてかくすの？見られたらこまる？」

俺「ｺﾎﾟｫｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」ﾌﾘﾌﾘ

幼女「そうだご飯持ってきた」っ 魚肉ソーセージ

俺「ﾌﾞﾋｨｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」

幼女「ふふっそんなに嬉しいのか。おかーさんが買いすぎてしょーみきげん今日までだからってくれた」

タウンワークかな？

幼女「いただきます」ﾊﾟｸｯ

俺「ﾌﾞﾋｨｗｗｗｗ」ﾑｼｬﾑｼｬ

幼女「おいしい？」

俺「ﾌﾞﾋｯﾌﾞﾋｯｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」ﾑｼｬﾑｼｬ

幼女「ふふっ」

幼女「ごちそうさまでした」

俺「ﾌﾞﾋｯﾌﾞﾋｲｯｗｗｗｗ」

幼女「そういえば、初めてあったときよりこみゅにけーしょんできてる気がする」

俺「ﾌﾞﾋ？」

幼女「ふしぎ」

幼女「そろそろ帰らなきゃ」

俺「ﾌﾞﾋｨ...」

幼女「またくる」

俺「ﾌﾞﾋｯ！」

幼女「ばいばい」ﾀﾀﾀｯ

俺「ﾌﾞﾋﾌﾞﾋｗｗｗｗ」ﾌﾘﾌﾘ

俺「...ﾌﾞﾋｯｗｗｗｗ」ﾍﾟﾗｯ

数日後

幼女「すてにーと遊びにきたよ」

幼女「あれ、いない」

幼女「こまった」

俺「ﾌﾞﾋｯ！？ﾌﾞﾋｲｯｗｗｗｗ」

幼女「あ、すてにーとおかえり」

俺「ﾌﾞﾋｲｯｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」

幼女「すてにーとお洋服着てる。髪も短くなってる」

俺「ｺﾎﾟｫｗｗｗｗｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」

幼女「それにすてにーとが集めてた空き缶と空きビンもなくなってる」

俺「ﾌﾞﾋｲｯｗｗｗｗ」

幼女「うーん？」

俺「ﾌﾞﾋｯ？」

幼女「あ、おこづかいで肉まん買ってきたんだった」

俺「ﾌﾞﾋｲｯｗｗｗｗﾌﾞﾋｲｯｗｗｗｗ」

幼女「はい、はんぶんこ」

俺「ｺﾎﾟｫｗｗｗｗ」

幼女「いただきます」ﾊﾟｸｯ

俺「ﾌﾞﾋﾋﾋﾋﾋｗｗｗｗ」ﾑｼｬﾑｼｬ

幼女「そろそろ帰らなきゃ、ばいばい」ﾌﾘﾌﾘ

俺「ﾌﾞﾋﾌﾞﾋｗｗｗｗ」ﾌﾘﾌﾘ

幼女「ただいま」

幼女母「お帰りなさい。...また捨てニートのところに行ってたの？」

幼女「うん」

幼女母「はぁ...全くもう...」

幼女「すてにーとお洋服着てた。髪も短くなっててきれいになってた」

幼女母「えっ！そうなの、それは良い事ね！！」

幼女「そうなの？」

幼女母「そうよ、あの捨てニートは今社会復帰しようとしてるの！」

幼女「すてにーとすごい」

捨てニートすらがんばってるのにお前らときたら……

幼女母「うまくいけば、もう捨てニートだなんて呼ばれて軽蔑されることも無くなるでしょうし成功すると良いわね」

幼女「すてにーとすてにーとじゃなくなるの？」

幼女母「ええそうよ」

幼女「？」

幼女母「これもきっと幼女ちゃんのお陰ね！！流石私の娘だわ！！！！」ｷﾞｭｰ

幼女「くるしい」

三ヶ月後

幼女「すてにーと遊びにきたよ」

俺「ﾌﾞﾋ...」

幼女「すてにーと最近ずっと元気ない」

俺「ﾌﾞﾋｲｯ...」

幼女「顔色も良くない」

俺「ﾌﾞﾋ...」

幼女「こまった」

幼女「前はご本いっぱい読んでたのに最近は読んでないんだね」

俺「ﾌﾞﾋ...」ﾌﾟｲｯ

幼女「今日はおにぎり作ってきた」

俺「ﾌﾞﾋ...」

幼女「...ここに置いておくから食べてね」

幼女「ばいばい」ﾀﾀﾀｯ

俺「ﾌﾞﾋ...」ﾑｼｬｯ

俺「ﾌﾞﾋｲｯ...！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

人の言葉をしゃべってくれ・・・

更に三ヶ月後

幼女「すてにーと遊びにきたよ」

幼女「あれ、いない」

幼女「こまった」

幼女「あれ、なんかある」

幼女「お手紙？」

幼女「幼女ちゃんへ？わたしあてだ」

字が書けたのか

『幼女ちゃんへ
　幼女ちゃんに初めて会ったのは訳も分からず捨てニートになって絶望していた時でした。
　
　以前勤めていた会社は新人の頃から仕事で良い結果を残してきた自分を妬んだ上司に数々の嫌がらせやパワハラを受けて最後には耐えきれずに辞めてしまって、もう何もかもに絶望していた。
　
　そんな時幼女ちゃんは現れた。絶望の中にいた僕に一筋の光を与えてくれた。』

幼女「...」ﾍﾟﾗｯ

マダオの観察日記を彷彿とさせるな

『幼女ちゃんが初めて僕にくれたう○い棒、本当に美味しかったよ。

　不良にボコボコにされてどうしようも無くなってたところを助けてもらった事も本当に感謝しています。ありがとう。

　それからも幼女ちゃんはいっぱい遊びに来てくれてご飯も分けてくれたよね。

　本当に本当に嬉しくて、楽しくて少しだけ世界が輝いて見えたんだ。』

幼女「...」ﾍﾟﾗｯ

『いっぱいいっぱい、幼女ちゃんに助けてもらった。
　
　だから恩返しをしなくちゃって、本気でまた社会復帰して胸を張って幼女ちゃんに会いに行こうって思ったんだ。

　でも、駄目だった。

　当然だった。元上司のせいで人間恐怖症になって碌に会話も出来ない。ちゃんとした家もない。身寄りだっていない。

　どこもそんな奴雇ってくれるはず無かった。』

幼女「...」ﾍﾟﾗｯ

『...もう、疲れちゃったんだ。

　今更どんなに足掻いてもどうしようも無いんだって、気付かされちゃったから。

　幼女ちゃんにもらったたくさんの物をこんな形で返すことになってしまって本当にごめんなさい。

　さようなら。』

幼女「...」ｸｼｬｯ

幼女「そっか」

幼女「疲れちゃったなら仕方ない」

幼女「すてにーとが選んだことなら仕方ない」

幼女「なんでだろう」

幼女「なみだが止まらない」

幼女「こまった」

終わり

喋られないことが伏線だったとは

これは泣けてくる

こまった

なにこれ…泣ける
やっぱニートって糞だわ

かわいそう

ブヒィ…

誰も救われない

すてニート自殺エンドとか…こまった

リトバスの鈴の声で再生されるな
この幼女は

数年後、悲しい記憶から捨てニートが嫌いになった元幼女が保健所の捨てニートと触れ合う続編が読みたい

こまった