娘（小学生）「パパのお嫁さんになるー！」

父「かわいいぃぃぃ！！」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


娘（中学生）「パパと結婚するのー！」

父（何ていい子なんだ） ｸﾞｽｸﾞｽ


娘（高校生）「お父さん、もう結婚できるよ？」

父「ﾀﾞﾗﾀﾞﾗﾀﾞﾗﾀﾞﾗ」
　

こわい

実際嫁をかんがえなかったら娘と結婚できるの？

娘（大学生）「これで二人っきりだね！」

父「は、はい」

　
父「あはは、う、嬉しいけど親子だもんなー　結婚はできないよなー」 ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

娘「何で？　私が結婚したいって言ったらあんなに喜んでたのに」

父「あ、うん、昔は喜んでたけどね、なんていうかね、リアルになっちゃったからね、笑えないよね」

娘「……嫌なの？」

父「え！？　嫌というか何というか……」

娘「私のこと……嫌い？」

父「えぇ！？　嫌いじゃないよ！　大好きだよ！！」

娘「……ほんと？」

父「好きに決まってるだろ！！　心の底から愛してるよ！！」

娘「嬉しいっ！」 ｷﾞｭｳｯ

父「おわ！？」

娘「良かったぁ……両想いだったんだね……心配しちゃった……」

父「いや、あの」

娘「私もお父さんのこと……だーい好き」 ｷﾞｭｩｩ

父「…」 ｸﾗｸﾗ

父「この娘うざいな」

娘「オヤジうぜえ」
になるのはいつかなﾄﾞｷﾄﾞｷ

おまえらはまず相手をだな

　
父「と、とにかくだ」 ｸﾞｲ

娘「？」

父「俺たちは親子だし、俺は死んだ母さんのことを愛してるし、お前も母さんのことは好きだろ？」

娘「物心ついた頃には死んでました」

父「……」

父「と、とにかく結婚だの何だのは置いといて、ご飯にしよう、な？」

娘「……はーい」

父「あー、おまえのつくった晩ごはんがたのしみだなー」

娘「っ！　うんっ！　今日はね、ハンバーグとね、けんちん汁とー」 ｲｿｲｿ

父（うーん、娘としては本当に可愛くてできた娘なんだけどな）

娘「ね、食べて食べて？」

父「ああ」

父「ﾊﾟｸ」

父「！　美味い！」

娘「ほんとー？　えへへ」

　
父「ほんとお前の作る料理は美味いなぁ！」

娘「えへへ……愛情がたっぷり入ってるからかな」

父「……」

父「あー、あれだ！　お前の旦那になる男は幸せ者だな！」

娘「うん、いっぱい幸せにしてあげるからね、お父さん」 ﾆｺﾆｺ

父「……」

父（味はほんとおいしい） ﾓｸﾞﾓｸﾞ

───

父「それじゃあお父さんは風呂入るから」

娘「あ」

父「別々に入るから！！　それが我が家のルールだから！！」

　　ｶﾞﾗﾗﾗ！　ﾋﾟｼｬﾝ！

娘「……」

娘「…」　ｼｭﾝ…
　

娘可哀想

　　ﾊﾞﾝ　　　　続きはよ
ﾊﾞﾝ（∩`･д･）　ﾊﾞﾝ　　続きはよ
　　/ ﾐつ/￣￣￣/ 　　
　￣￣＼/＿＿＿/



ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ　　　　　　　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ（∩`･ω･）　　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ
　＿/_ﾐつ/￣￣￣/
　　　 ＼/＿＿＿/￣



　　　　;　'　　　　　;
　　　　　　　　＼,,(' ⌒｀;;)
　　　　　　　　(;; (´･:;⌒)/
　 　　　　　(;.　(´⌒` ,;) ）　’
　（　 ´･ω(（´:,(’ ,； ;'),`
　（　⊃　⊃ /￣￣￣/＿＿
　　　　　＼/＿＿＿/

わっふるわっふる

　
───

　ﾁｬﾌﾟ…

父（しかし困ったな……）

父（娘に愛されるってのは父親としてとても嬉しいことだ……）

父（でも……あいつは俺を"男"として見ている気がする……）

父（参った……）

父（……考えた方がいいのかな……）

父（…再婚…）


　ｺﾝｺﾝ

娘「……お父さん？」


父「おぉ！？　娘か！　何！？　入っちゃダメだからね！？」

娘「違うの……洗濯機、もう回しちゃおうかなって」

父「ああ」
　

>> 父「おぉ！？　娘か！　何！？　入っちゃダメだからね！？」
かわいい

　
娘「洗い物はこれで全部？」

父「そうだよ」

娘「そう……」

父「……」

父「……本当に良く出来たいい娘なんだけどなぁ……」

　ｸｽﾝ…ｸｽﾝ…

父（……泣いてる！？）

父（冷たくしすぎたかな……）

父（でも……これもお前のことを思ってなんだよ……）

　ｽﾝｽﾝ…　ｽﾝｽﾝ…

父「……」

　　ｽﾝｽﾝｽﾝｽﾝ　　ｸﾝｸﾝ　ｽﾝｽﾝ　ｸﾝｸﾝｸﾝｸﾝ

父「何の音！？　何してるの！？」
　

そろそろパンツ脱いでいい？

───
父「寝ます」

娘「い」

父「別々に寝るのが我が家のルーーーーール！！」

娘「……はい」 ｼｭﾝ…

父（うぅ……心が痛い……）

父（でも……これも娘を正しく育てる為……！）

娘「今日も電気毛布であっためといたから」

父「おお！　気が利くなぁ！」

娘「えへへ……」



父「おやすみー」 ｺﾞｿｺﾞｿ

父「おお！　今日も布団があったかい！」

父「それにいい香り……」 ｽﾝｽﾝ

父「……」

父「気のせい気のせい」

電気毛布(人力)

───
父「おはよう」

娘「おはよー　朝ごはんできてるよ」

父「うん、ありがとう」

娘「じゃ、食べよー」

父「いただきまーす」 ﾑｼｬﾑｼｬ

父「うん、おいしい！」

娘「えへへー」

父「ほんとに料理が上手だなぁ」

娘「えへへ、どう？　私の料理がないと困る？」

父「うん、毎日食べてるからなぁ　これが無いと調子が狂っちゃうよ」

娘「病みつき？　病みつきになった？」

父「う、うん」

娘「そっかー　えへへー」

父「でもこんな独特の味付け、どうやってるんだい？」

娘「内緒ー」

血とか入れてそうだな

ほう……

　　
───

父「それじゃ、行ってきます」

娘「あ、待って」

父「ん？」

娘「行ってきますのチュー」 ﾑｰ

父「！？　そ、それは！？」

娘「欧米では普通」

父「……」

娘「…」 ﾑｰ

父「まあ……それぐらいなら……」 ｸﾞ…

娘「…」 ﾑｰ

父「…はッ！　　舌入れちゃダメだからね！？」

娘「ﾁｯ」

父「舌う」

娘「分かった。　いいから早く」 ﾑｰ

　
父「…」

　ﾁｭｯ

父「じゃあ、行ってきま」

　ｶﾞｼｯ

父「え？」

娘「……もう一回」

父「え」

娘「……もう一回」

父「……はぁ……」

　ﾁｭｯ

父「さ、行ってきま」

　ｷﾞｭｯ

娘「…」 ｷﾞｭｰ

父「おいおい……」
　

期待

娘「今までしてこなかったから　その分してくれないと」

父「え……」

娘「16年×365日分」

父「遅刻する！！！」

───

父「はぁ……朝から大変だった……」

後輩女「あ、父郎さん。　おはようございます」

父「おはよう、後輩女ちゃん」

後輩女「なんだか疲れてますケド……？」

父「ｷﾞｸ　そ、そうかな」 ｱﾊﾊ

後輩女「ネクタイ曲がってますヨ？」 ｽｯ

父「あ、」

後輩女「はい、これでよしっ」 ﾆｺｯ

父「あ、ありがとう」
　

後輩女ちゃんは大事

───

　ｵﾋﾙﾀﾞｰ
　　ﾒｼﾀﾞｰ

父「さーて、飯メシ」 ｺﾄ

後輩女「あ、父郎さーん、ご一緒していいですかー？」

父「え？　どうぞ」

後輩女「あ、もしかしてそれ、愛妻弁当ですかー？」

父「え？　いや、これは娘が作ってくれてるんだ……」

後輩女「え？　娘さんがですか？　うわー、凄くおいしそう！　良い娘さんですねー！」

父「うん、ほんと、いい娘だよ……」

後輩女「奥さんは作らないんですかー？」

父「え？　あ、いや……嫁は娘を産んですぐに死んじゃってね……」

後輩女「えー！？　そうだったんですか！？　ごめんなさい、あたしってば聞いちゃいけないこと……」

通りすがり（知ってただろ） ｽﾀｽﾀ

父「あ、いや、いいんだ、気にしないで」

後輩女「父郎さんって優しいんですね」

娘ちゃんが撃退するんですね

フラグか

　
父「そんなこと……」

後輩女「でも、父郎さん一人で娘さんも育てて、働きながら家庭のこともして……大変ですね」

父「まあ大変だけどさ、やり甲斐はあるんだ」

父「今は、娘の幸せだけが望みだよ」

後輩女「……あの、もし迷惑じゃなかったら、今夜ご飯作りに行ってもいいですか？」

父「え？」

後輩女「ほら、父郎さん一人だと色々大変なんじゃないかって思って」

父「あー、ご飯は娘が……」

父（たまには娘を休ませてあげた方がいいかもしれない……）

父（それに、家に男しかいないってのも嫌かもしれない。　たまには女性がいた方がいいか）

父「それじゃあ……お言葉に甘えてもいいかな？」

後輩女「はいっ♪　腕によりをかけますからー♪」

父「ははは」

───
　

これは...殺害フラグなのか

　
───

娘「いけない、遅くなっちゃった」 ﾀｯﾀｯﾀｯ

娘「今日の晩御飯は……お野菜煮込んで、お魚さばいて、●●入れて、××混ぜて……」 ﾀｯﾀｯﾀｯ

　ガチャ

娘「お父さ」


後輩女「あはは～！　父郎さんダメですよ～　そこはまだダメです～」

父郎「あ、ご、ごめん」


娘「…」 ﾄﾞｻﾄﾞｻ
　

あかん

何やってんだよ…

お父ちゃんどいてそいつ殺せない

　
娘「お父さん……？」 ｶﾞﾀ

父「！　おお、おかえり！」

娘「そちらの方は……？」

後輩女「あ、父郎さんのぉ、会社でお世話になってるぅ、後輩女って言います～」

父「会社の後輩なんだ」

娘「……はじめまして」

後輩女「はじめましてぇ　あー、やっぱり可愛くて礼儀正しい娘さんですね～」

娘「……」 ニ　コ

父「後輩女さんに夕ご飯を作ってもらってたんだ　で、僕も手伝ってたとこ」

後輩女「でも父郎さん不器用すぎ～　ほら、指切るとこだったじゃないですかー」 ｿｯ

父「あ……」

後輩女「大丈夫ですかー？　切れてないですよねー？」 ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

父「あ、う、うん」

娘「…」 ニ　コ　ニ　コ
　

や　ば　い

朝ご飯の食材は後輩女か...

神スレに出会ってしまった

　
───

後輩女「はい、できましたよー　肉じゃがですー」

父「わあ！　旨そうだなぁ！」

娘「本当、おいしそうですね」 ﾆｺﾆｺ

後輩女「私肉じゃが得意なんですー」 ﾆｺﾆｺ

父「そうなんだ！」

後輩女「ええ、肉じゃが作るのほんと大好きでー　一番上手に作れるの肉じゃがかなーって」

後輩女「あ、勿論もちろん、誰よりも上手く作れるって意味じゃなくってー、私の中で一番かなーって」

後輩女「父郎さんは肉じゃが好きですかー？」

父「え？　うん」

後輩女「良かったぁ！　なんか父郎さんと好みが合うって嬉しいですー　あ、仲間が増えたって感じの意味でー」

後輩女「これで私たち肉じゃがファミリーですねー　あ、ファミリーって家族っていうかゴッドファーザー的な意味でー」
　

　
後輩女「また肉じゃが作りに来たいですって言ったら迷惑ですよね……」 ｼｭﾝ

父「え！？　そんなことな」

後輩女「ホントですかー！？　嬉しいですー！　ほら、私付き合ってる男性とか仲良い男性とか全然いないのでー」

後輩女「肉じゃが振る舞う機会も無いっていうかー　ほんと女として終わってますよねー　もう寂しくて泣いちゃうーみたいな」

後輩女「だから父郎さんに料理作ってあげられるのがホント嬉しいっていうかー　win-winって感じで凄い運命感じちゃうみたいな」

後輩女「あ、勿論もちろん運命って大げさな意味じゃなくって、ほんと会えて良かったっていうか出会いに感謝みたいな、あ、でもこれも」

娘「いただきます！！！　わあ！！！　おいしい！！！」 ﾆｺﾆｺ

父「お、いただこうか　ﾑｼｬﾑｼｬ　うん、旨い！」

後輩女「ほんとですかー？　良かったぁ」 ﾆｺﾆｺ

娘「ほんとすごーい、作り方教えてもらっちゃおうかなー」 ﾆｺﾆｺ

後輩女「ほんとー？　また今度作りに来てあげるねー？」 ﾆｺﾆｺ

娘「今日メモでもらっちゃおっかなー」 ﾆｺﾆｺ

後輩女「それじゃ私の存在価値無くなっちゃうー」 ﾆｺﾆｺ

娘「あ、本当だー　うっかりー」 ﾆｺﾆｺ

父「ﾊﾌﾊﾌ　じゃがいもおいひい　ﾊﾌﾊﾌ」

こわい

　
───

後輩女「今日はありがとうございましたー」

父「いやいや、お礼を言うのはこっちだよ！」

後輩女「いえ……ほら私今誰とも付き合ってなくてフリーなので家に帰っても誰もいなくって……」

後輩女「こういう賑やかな食卓って凄く楽しかったです」

父「それなら良かった」

後輩女「……また来ても……　あ、いえ、聞かなかったことにしてください。　迷惑ですよね、私みたいなのが何度も押し掛けたら……」

父「え！？　全然迷惑じゃな」

後輩女「ほんとですか？　良かった。　今度またお料理作りに来ますね。　あ、家事で困ったことがあったらいつでも言ってくださいね」

父「あ、うん　ありがとう。　優しいんだね……」

後輩女「え？　私全然優しくなんかないですよー　ちょっと家庭的なことするのが好きっていうか家事とか落ち着くっていうだけで、全然ですよ」

父「ほー、そうなんだ」
　

　
娘「お父さん、あんまり引き止めちゃ可哀想だよ」 ﾆｺﾆｺ

父「お、それもそうだな　　それじゃあ、おやすみなさい　今日はほんと助かったよ」

後輩女「いえいえ、こちらこそ。　じゃあおやすみなさい」

娘「おやすみなさい。　お気をつけて」 ﾆｺﾆｺ

　　ｶﾞﾁｬ

後輩女「あ、もう外真っ暗……怖いなぁ　何だか最近物騒だし夜道を女一人で歩いて大丈夫かな……　うん、きっと大丈夫！それじゃあ！」

父「あ、待って、送ってくよ」

娘「…」 ニ　コ　ニ　コ
　

やばいぞ…

俺もこんな風にアタックされまくりたい

　
───

　ﾃｸﾃｸ

後輩女「ありがとうございます。　わざわざ送っていただいて」

父「いやいや、女性の一人歩きは危ないよ」

後輩女「えー、でも私みたいな全然魅力のない女なんて襲われませんよー　私みたいな全然魅力ない女ー」

父「え、そんなことないよ」

　ﾋﾟﾀ

後輩女「え？　私、魅力ありますか……？」

父「！？　え、あ、う、うん」

後輩女「本当ですか……　嬉しい……　そんなこと言ってくれるの……父郎さんだけだから……」

父「え、いや、皆言ってるよ……」

後輩女「父郎さんは私のどんなとこを魅力的だと思うんですか……？」

父「え！？」

後輩女「あ……やっぱり嘘なんですね……(´・ω・｀)」

父「そ、そんなことないよ！」　

後輩女死ね

後輩もちょっと病んでるのかーw

後輩めんどくさいけど女性らしいといえばそうなのかも

　
後輩女「じゃあ、どういうところが魅力なんですかー？」 ｽｯ

父「え……」（か、顔近……）

後輩女「ちゃんと……目を見て……言ってくださいね」 ｼﾞｯ

父「あ……う……」

後輩女「……」　ﾌｰ…

父（息がかかる……！）

父「え、えーっと……後輩女ちゃんは……仕事できるし……料理も上手だし……」

後輩女「それだけ……ですか？」 ｷﾞｭｯ

父「っ！？」

後輩女「女としての私も……見て欲しいナアって……」 ｼﾞｯ

父「あ、こ、後輩女ちゃ……」

後輩女「……」 ｽｯ

　ﾁｭｯ

父「んむ……！？」

後輩女「ふぁ……ぁむ」 ﾝﾁｭ…ﾁｭ

一体父にはどんな魅力があるんだろうか

いわゆるリア充ってだけで人間寄ってくるもの
金もあるならなおさら

　
父「ん、んむぅ！？」

後輩女「ん、ぁむ……んちゅ」 ｸﾁｭ　ﾚﾛ　ﾇﾁｭ

父「ふ、あ…」

後輩女「……ぷは」 ﾁｭﾊﾟｯ

父「───」

後輩女「……えへへ、それじゃ、また明日、会社で」 ﾄｺﾄｺ

父「────」

父「はっ……」

父「あ、か、帰らなくちゃ……」 ﾌﾗﾌﾗ





　『　ｻﾞｻﾞｯ　──　ｻﾞｯ　──　』

　『　ｻﾞｯ　──　か、帰ら　ｻﾞｯ　なくちゃ　ｻﾞｻﾞｯ　──』

娘「………」

娘「……………」

あっ
これはアカン

ホラー展開

盗聴とかレベル高いな

　
───

父「……ｺﾎﾝ」

　コンコン

　ガチャ

父「た、ただいまー」

娘「あ、おかえりなさいっ」

父「あ、えっと」

娘「？　お父さんどうしたのー？」

父「あ、い、いや何でもない！」

娘「あははっ　変なのー」 ｷｬｯｷｬ

父「そ、そうだ　お風呂に入ろうかな」

娘「今沸かしたとこだよ！　きっといいお湯だよーっ」

父「そ、そっか」

娘「あ、一緒に入るとか言わないからだいじょーぶっ」

父「お、おお　偉いぞ」

　
───

　ﾁｬﾌﾟ…

父「……」

父「ふう……」 ﾁｬﾊﾟ…

父（なんか……頭が混乱して考えがまとまらない……）

父「今日は早めに寝ちゃおう……」

───

父「もう寝るよ　おやすみなさい」

娘「私も寝るー」

───

父（……寝付けない……）

父（トイレ……） ｺﾞｿ…

　ﾄｺﾄｺ

父（後輩女ちゃん……あれって俺のこと好きってことだよな……？）
　

　
　ﾄｺﾄｺ

父「……」 ｿｯ

娘「zｚZZ……」

父（うん、娘はぐっすり寝てるな）

　ﾄｺﾄｺ

〔トイレ〕

父「…」 ｼﾞｮﾎﾞﾎﾞﾎﾞ

父「……」 ﾁｮﾛﾛﾛ

父「……再婚、か」 ﾎﾞｿ

父「……」 ﾁｮﾛﾛﾛ




娘「……」 ｼﾞｯ
　　

こんな娘が欲しかった

　
───

父「おはよう」

娘「おはようっ！　お父さん！」

父「お、元気がいいな」

娘「そう？　ご飯できてるよ！」

父「よし、食べようか」

───

　会社

父「……ふう……」

後輩女「せーんーぱいっ」 ﾎﾟﾝ

父「わっ！　こ、後輩女ちゃん……」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ

後輩女「あ、昨日のコトなんですケド……」 ﾋｿ…

父（い、息が……耳に……）

後輩女「私………ホンキですから」 ﾌｯ

父「っ…」 ｿﾞｸ

ｿﾞｸ

どっち選んでもBADしかみえない

　
通りすがり「あーあまたやってるよ」 ﾋｿﾋｿ

エキストラ「また恋愛ごっこした末に男を捨てる気よ」 ﾋｿﾋｿ

モブ「今度は父郎さんがターゲットね」 ﾋｿﾋｿ

脇役「ほんと、結局『誰かから愛されてないと嫌』ってだけなんだから」 ﾋｿﾋｿ


父「…」 ﾎﾞｰ


───

　ｶﾞﾁｬ

父「ただいま……」

娘「お父さんおかえりっ！」

父「う、うん」

娘「あ、お父さん、お願いがあるんだけどっ」

父「え？」

娘「あのね、私、肉じゃが作ろうと思うんだけど」

娘「後輩女さんの連絡先、教えてくれないかなぁ？」

　　　肉　　　じゃが

普通に怖いんだが

お前ら落ち着けよ肉じゃがのコツ教えてもらいたいだけだろ

料理の仕方を教えてもらうんだろ
エロいじゃん

娘どう動くきだ…?

　
───

　ガチャ

後輩女「……ただいまー、って誰もいないか……」

　ﾌﾟﾙﾙﾙｯ

後輩女「！」

チャラ男『あ、もしもーし？　あのさぁ、良かったらどっか遊びに』

　ﾋﾟｯ

後輩女「……ったく……しつこいんだよ金もねークセに早漏包茎野郎が……削除削除」 ﾋﾟｯﾋﾟｯ

後輩女「はぁー……」 ﾄﾞｻｯ
　

よし娘頑張れ

　
後輩女「……」

後輩女「……あたし、何やってんだろ……」

後輩女（どれだけ遊ぶ男がいたって……　ちっとも楽しくない……　幸せじゃない……）

後輩女「……」

　『すごい！　おいしい！』

後輩女「……」

　『とっても魅力的、だよ？』

後輩女「……」

後輩女（父郎、さん……）
　
後輩女（あたしみたいな……ほんとどうしようもない人間にも……優しく接してくれた……）

後輩女（そうだ……会社でも……私の失敗とかいっつもかばってくれて……）

後輩女（一緒にいて……　　一緒にいて、あったかいなぁって思った……）

後輩女（何だろう……いつもと違う……　いつもの遊びと何か違う……）

後輩女「……」
　

　
後輩女「ほんと、何やってんだろ……」

後輩女「……」 ﾎﾟﾛ…

後輩女「うえっ、えぐ……ふあ……ふああぁぁああ……」 ﾎﾞﾛ…ﾎﾞﾛ…

後輩女「ｸﾞｼｭ、ふ、うぐぅ、えぐ…」 ﾎﾞﾛ…ﾎﾞﾛ…

後輩女（分かった……私……）

後輩女（父郎さんのことが、　好き　）

　ﾋﾟﾙﾙｯ

後輩女「！」

後輩女「……」 ｺﾞｼｺﾞｼ

　ﾋﾟｯ

　　【件名】とつぜんのメールごめんなさい。

　　【本文】
　　娘です。　この間はありがとうございました。
　　大事な話があります。　今から会えませんか……？　
　　

これは……

かーなーしーみのー向こうーえとー

改心は死亡フラグだもんな…

娘さん頑張ってくれ

　
───

　ﾀｯ ﾀｯ ﾀｯ ﾀｯ

後輩女「はぁ……はぁ……」

後輩女「確か、待ち合わせはこの辺……」

娘「……」

後輩女「！」

娘「…」 ﾍﾟｺﾘ

後輩女「はぁ…　お待たせ」

娘「わざわざ呼び出してすみません」

後輩女「いいのよ。　……私も、話したいことがあったから」

娘「……大事な話、みたいですね」

後輩女「ええ」
　

　
娘「……そちらからお先にどうぞ？」

後輩女「え？」

娘「だって、何だか話したくて話したくて、黙っていたら破裂してしまいそう」 ｸｽ…

後輩女「う……」

娘「どうぞ。　話してください。　私で良かったら、聞きますよ？」

後輩女「……私……」

後輩女「今までね、男を切らしたことが無かったの」

娘「……」

後輩女「自慢に聞こえるかな、でもね、そんなんじゃないの。　寂しくてさ、一人が。　それで、寂しさを産める為に、とりあえず男作ってたの」

娘「……」

後輩女「私にとって、男ってのはアクセサリーみたいな物だった。　とりあえずくっ付けとけば、恥ずかしくないし、安心、みたいな」

後輩女「でもさ、それがすごく苦しかった、ずっとそんなこと辞めようって思ってたけど……辞められなかった」

後輩女「どうしようもない男と同棲みたいなことしてたりさ、ほんと、笑っちゃうよね」

娘「……」
　

　
後輩女「……私ね、最初、父郎さんにアタックした時、似たようなノリだったの。　『今度はこの男でいっかー』みたいな」

娘「……」

後輩女「でもさ……いつの間にか……本当に好きになっちゃったんだ……」

娘「……」

後輩女「あの人さ、普段頼りないクセにさ、私が顧客からクレーム受けた時とかさ、かばってくれるの」

後輩女「それに、失敗ばっかりの私に根気よく指導してくれたりさ……」

後輩女「私、最低な人間なのにさ……ほんと、バカみたい……」

後輩女「でもさ、私……気付いたんだ……」

後輩女「……私……本気で、父郎さんのことが……」

後輩女「好き」

娘「……」
　

　
後輩女「……ごめんね。　急にこんな話して。　引いた？」

娘「……」

後輩女「でも……どうしても、伝えなくっちゃって。　貴方に」

娘「……」

後輩女「あの人が……父郎さんが、『一番大事な存在だ』って言ってた、アナタに」

娘「……」

娘「……ふぅ……」

娘「……私も……」

娘「私も、誤解していたみたいです」

後輩女「！」

娘「……正直、アナタがお父さんと遊びで付き合おうとしてる、っていうのは薄々感付いてました」

娘「だから、ちょっと脅してやろうかな、って……そんなつもりで、呼び出したんです……ごめんなさい」

後輩女「そうだったの……」

娘「でも、今の貴方のお話を聞いて……ああ、この人、お父さんをもてあそぶ人じゃないんだ、って……」

後輩女「……」

　
娘「一つ、質問させてください」

後輩女「……なあに？」

娘「私のお父さんを……幸せにできますか？」

後輩女「……父郎さんを、幸せにしたい……。　アナタも。　3人で、家族になって……幸せになりたい」

娘「本気で……本気で、お父さんを愛してくれますか？」

後輩女「……」 ｺｸ

後輩女「私は……父郎さんのことを……」

後輩女「　愛してる！　」

───

TV 『ニュースのお時間です。　先週、行方不明と報じられたOLの後輩女さんですが、
　　　一週間の警察の捜査にも関わらず未だに行方が分かっておりません。
　　　警察の初動捜査に遅れがあったのではと批判する声も出ています』

父「……もう一週間になるのか……」

娘「心配だねー」
　

なんでやねん！

やだ怖い

あぁ、やっぱりこうなるのか

どうしてこの流れでこうなった！

和解エンドだと思ったのに！

(´・ω・｀)

　
TV『なお、後輩女さんと交友のあった男性を警察は事情聴取しており、新たな事実が分かり次第……』
　
父「一体何があったんだ……」

娘「怖いね」

父「お前も気を付けるんだぞ」

娘「うん」

父「しかし、早く見つかるといいなぁ……」

娘「お父さんは優しいね。　心配するなんて」

父「だって、そりゃ……そうだろ」

娘「だって、呼び出した私に向かって『父郎さんとは遊び。本当はあんな奴大嫌い。本気になられたら迷惑』って言ってた女だよ？」

娘「それを心配するなんて、やっぱりお父さんはお人よしだよ」

父「いや、まあ、一応大事な後輩だし……」

娘「ま、お父さんのそういうところ、私は好きだよ？」

父「おいおい……」
　

着信履歴とかどうなってるんだろうと思ったけどこの子なら普通に何とかしてるわな

ヤンデレの頭の回転の良さは異常だからな

　
父「でも、お前も事情聴取受ける羽目になったし……大変だったな」

娘「ううん。　情報提供ってだけだったから……」

娘「後輩女さん、『昔同棲してた男に付きまとわれて困ってる』って言ってたから、それを刑事さんに教えただけ」

父「これで解決に向かえばいいけどなぁ……」

娘「そうだね」

父「あ、そういえば、父さんのクーラーボックス知らないか？」

娘「クーラーボックス？　知らなぁい」

父「そうか……釣り用のでかい奴がどっか行っちゃったんだよな……」

TV『以上、ちびっこワクワクニュースのお時間でした』

娘「行ってらっしゃい！」

父「おう！　行ってきます！」

　　ｶﾞﾁｬ　ﾊﾞﾀﾝ

娘「……」
　

罪のなすりつけまで完璧とはえげつねえ

最早キチガイ

まったくワクワクしないニュースだな

病みっこハラハラニュース

　
娘「……」 ﾋﾟﾎﾟﾊﾟ

娘「あ……娘、です」

娘「はい……　やっぱり、知り合いの女の人が行方不明になったのが怖くって……」

娘「ぐすっ……えぐ……今日も……学校に、行こうと……思ったん…ｸﾞｽ…ですけど…」 ｸﾞｽｯ

娘「足が…ｸﾞｽ……どうして、も…ﾋｸﾞｯ…動い、て、くれ、なく……ｸﾞｽｯ」

娘「え？　ああ、はい。　来週には行けると思います。　はい。」 ﾋﾟｯ

娘「……」

TV『マリンちゃん！　今日はどんな料理を作るんでガンス～？』

『今日はみんながだーいすきな、肉じゃがを作るよ～！』

『肉じゃが～？　やっほーい！　大好きでガンス～！』

『ひき肉と、じゃがいもで、ハッピハッピハッピーな肉じゃがをつくるよ～！』

『ひき肉好きでガンス～！　でも、どうやってあんなお肉ができるんでガンス～？』

娘「……」 ﾃｸﾃｸ

『よ～し！　じゃあひき肉の作り方をみてみよ～！』

娘「……」 ｶﾞﾁｬ　　ｺﾞｿｺﾞｿ

ひき肉で作るのか…

まったくイカれてるな…








続けて（ﾎﾞｿｯ）

（あれ？肉じゃがって挽肉だっけ？）

（うちは挽き肉ですが）

　
娘「……」 ﾊﾟｶ　　ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

『まずは豚さんの血を抜くんだよ～』

『おお～　血を抜くと軽くなるでガンスな～』

　ｼﾞｭﾙ
　　　　ﾌﾞｼｭｼﾞｭｩｩｩ
　
　　　　　ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀ
　　　　　　　ｼﾞｭﾙﾙｼﾞｭﾙﾙｼﾞｭﾙｼﾞｭﾙ

『次はね、お尻と首の皮をはぎま～す！』

　　ﾍﾞﾘ　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ
　　　ｸﾞｼｭ　　ｶﾞｼｭｶﾞｼｭｶﾞｼｭｺﾞｼｭ

　　　　　ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾍﾞﾍﾞﾍﾞﾍﾞ　ﾒﾞﾘﾞﾒﾞﾘﾞﾒﾞﾘﾞ　ﾍﾞｯ


『次に～　直腸と肛門を切り離すんだよ～』

『どういうことでガンス～？』

『お尻の穴を切っちゃうんだよ！』

『ひえ～でガンス～』

　　　ﾒﾘﾒﾘﾒﾘ　ｽﾞﾊﾞｯ　ｺﾞｫﾘｺﾞｫﾘｺﾞｫﾘｺﾞｫﾘ　ﾋﾞﾋﾞﾋﾞ

なんだその子供のトラウマになりそうな番組

エロSSスレ覗くつもりが猟奇事件現場を目撃したでござる

解体風景を全国ネットかつ子供番組で放送するという食育の進んだ世界

番組本格的すぎんだろ

　
『こうすると内臓が取り出しやすいんだよ～』

『ワオ、おいしそうでガンス～』

　ｸﾞﾁｭ　ﾇﾁｮ　ｽﾞﾙﾙｯ
　　　
　　　ﾌﾞﾙﾝｯ　ﾄﾞｻﾄﾞｻﾄﾞｻ…　ﾇﾁｮｧ…

『はーい、次に皮を剥くんだよ～！』

『皮を剥くの大変そうでガンス～！』

『でも、大事な大事な豚さんだったら、丁寧に剥いてあげないと！』

『大事じゃなかったら雑にやっていいんでガンスかー？』

『もう！　屁理屈言わないの！』

　　ﾍﾞﾘﾍﾞﾘﾍﾞﾘ　ﾒﾞﾘﾞﾒﾞﾘﾞﾒﾞﾘﾞﾒﾞﾘﾞﾒﾞﾘﾞ
　　　　ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ　ﾍﾞﾍﾞﾍﾞﾍﾞﾍﾞﾍﾞﾍﾞﾍﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ

『最後に背割りって言って、大きく二つに分けるの！　そこから更に色んなお肉にカットするんだよ！』

『わーい、スーパーに並んでるお肉になったでガンス～！』

　　ｷﾞｯｺｷﾞｯｺｷﾞｯｺｷﾞｯｺ　ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ
　　　　ﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀﾎﾞﾀ　ﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁ
　　
　ｷﾞｺｷﾞｺｷﾞｺｷﾞｺ…　ｷﾞｯ　ゴ

最後のゴがリアル

マスコットキャラまで歪んでやがる

　
『じゃあ、このお肉をフードプロセッサーにかけて……』

　ｳﾞｨｨｨｨｨｨｨｨﾝ　ガガガガガガ！！！
　
　　　　　　ｶﾞｯ…　ゴ

　　　　ｳﾞｨｨ……ｳﾞｨｨｨ……　

　　　　　　バシッ

　ｳﾞｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨｨンﾞ！！　　ｸﾞﾁｮｸﾞﾁｮｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬｸﾞﾁｮｸﾞﾁｬ

　　　

『はい、じゃあこの出来立てのひき肉を使って肉じゃがを作るよ～』

『わぁい！　食べづらいでガンス～！』

娘「……」 ｺﾞｿｺﾞｿ

『材料はこちら！　じゃがいも、人参、たまねぎを切って、白滝とお肉といっしょにだし汁で煮込んで肉じゃがの完成だよ！』

『簡潔で勉強になるでガンス～』

『そして完成したものがこちらになるよ！』　ｺﾄ

『おいしそうでガンス～！』

娘「……」 ﾃｸﾃｸ

料理番組じゃなくて娘の脳内やら行動を料理番組で説明してる的なものじゃないの？

　
『でもこんなにたくさん食べられないでガンス～！』

『そういう時はご近所におすそ分けよ！』

『あ、でも材料でお肉ばっかり余ってるでガンス～！』

『大丈夫、そんな時はそぼろを作って配ればいいの！』

『あったまイイでガンス～！』



娘「すみません……これ、肉じゃがとそぼろなんですけど、作りすぎちゃって……」

近所の男「え、ふひっ、マ、マジで？　お、おでに？　くれうの？」

娘「はい。どうぞ」 ﾆｺｯ

近所の男「ふひぃ～！」
　

　
娘「あのー、すみません……」

主婦「あら、娘ちゃん！　あらら？　学校は？」

娘「……この間の事件以来、休んでしまっていて……」 （伏し目）

主婦「あらあら、無理も無いわよぉ、あんな物騒なことがあったんじゃねぇ……」

娘「あの、家にいる間にこれ作ったんですけど、良かったら……」

主婦「あんらぁありがとう！　助かるわぁ～」

娘「肉じゃがとそぼろです。　紙皿ですみません。」

主婦「あらぁ！うちの主人がそぼろ大好物なのよ～　ありがとうね！」

娘「いえいえ」 ﾆｺｯ
　

『ん！　この火を通したお肉おいしいでガンス～　元の豚さんの名前とか知りたいでガンス～』

『それはムリムリなの。　熱処理するとDNA構造も破壊されるから元の豚さんは分からなくなっちゃうの！』

『そうなんでガンスか～』

娘「……」

グツ グツ グツ グツ グツ グツ
　

一番狂ってるのはこの番組だな

お料理に入ってからのこの気合の入り様よ

　
『ひえ～！　お肉が大量に余ったでガンス～！　どうしたらいいんでガンスか？』

『大丈夫！　ビニール袋に小分けして、生ごみの日に5つぐらいのゴミステーションに分けて出すの！』

『なるほど！　それなら一個一個は少ないから変に思われないでガンス～』

娘「……」 ｺﾞｿｺﾞｿ　ｷﾞｭｯｷﾞｭｯ



　ｶﾞﾁｬ

父「ただいま～」

娘「おかえりなさいっ」

父「ん…？　ｸﾝｸﾝ　　何だか血なまぐさいような……」

娘「お父さん……デリカシーなさすぎ！」 ﾌﾟｲｯ

父「え……　　あ……　ああぁあ！　そ、そうか！　す、すまんっ　その、お、俺、女の子のそういうの疎くて……すまんっ」

娘「……ふふっ、いいの、気にしてないよっ」

父（はぁ……俺もまだまだだなぁ……）
　
娘「お父さんのそういう所も……大好きだから」

父「お、おいおい……」

回避うまいな

　
───

娘「はい、今日の料理はー……」

父「……」

娘「じゃーん、サンマの塩焼きと野菜炒めと揚げ豆腐でーす」

父「おお！　旨そうだなー！」

娘「えへへ、がんばったんだからー」

父「ﾊﾟｸ　うん、旨い！」

娘「えへへー。　おいしい？　おいしい？」

父「うん、とってもウマいよ！」

娘「そうでしょー？　食材にもこだわってるんだからね」 ｴｯﾍﾝ

父「へー、食材がいいのかー」

娘「お父さんにはキレーなモノだけを食べて欲しいからね」

娘「ド汚いモノなんか食べて欲しくないからね」

父「…？　？？」 ｿﾞｸ…

娘「んー？」 ﾆｺﾆｺ

>>1の思考がサイコキラー

流石に食べさせはしなかったみたいで安心した

　
───

　お風呂

父（何だろう……） ﾁｬﾌﾟ…

父（何だか娘のテンションが高い気がする……）

父（……いや、娘が元気なのは父親として喜ぶべきことだが……うーむ……）

父「……」

父（……あがるか） ﾁｬﾌﾟ…

　　ガララララッ！

父「ッ！！？」

娘「お父さん、入るよー」

父「ブッ！？　むむむ娘！？　ななな何し、っていうか何てカッコ……」

娘「えー？　ちゃんとバスタオル巻いてるよー？」

父「い、いや！　何、入って」

娘「え……だって……　父娘なんだから、普通でしょー？」

娘「一緒にハイって、セナカ流すのって……」 ﾍﾟﾛ…

　
父「え、ちょ、待っ……」 ｻﾊﾞｧ！

娘「あっ……////」

父「あ、や、見るな！」

娘「お父さん……背中流すだけだってば……」 ｷﾞｭｯ

父「あ、うわ、背中に抱きつく必要は無いだろっ！？」

娘「えー？　こうやって洗うと男の人喜ぶってネットで……」 ｺﾞｼｺﾞｼ

父（あ、うわ、やわらか、感、触……）

父「だ、だ、だめだって！」

娘「ふ…あっ…」 ﾋﾟｸｯ　ﾋﾞｸｯ

父（変な声出すなって！　ああもう！）

娘「あ……」

父「え」

娘「おっきく…なってる…」 さわっ

父「ふわっ！？」 ﾋﾞｸｯ

娘「熱い……」 ｻﾜ…ｻﾜ…

　
父「さ、触るなあ！」

娘「凄い……これが……お父さんの……」 ｺｼｭ…ｺｼｭ…

父「う、うあ」 ﾋﾞｸ、ﾋﾞｸ

娘「おと、さん……気持ち、いい？」 ｺｼｭ…　ｺｼｭ…

父「～～～～っ！」

父「脱出ッ！！！！」 ﾊﾞｯ　ガラララッ　　ダッ！

娘「あ……」


娘「……」



───

父「あーもう、何だ、あれか、思春期って奴か……」

父「……性に興味が出だしたのか……」

父「……」

父「……もう疲れた。　寝ちまおう」
　

娘ちゃん積極的

ワッフルワッフル

服を脱いだ

　
───

父「うん、布団あったかい、最高」

父「このぬくもりと…」 ﾇｸﾇｸ

父「やわらかさ…」 ﾑﾆｭﾑﾆｭ

父「むにゅ？」

娘「あっ、んっ…お父、さ……」 ﾋﾞｸ、ﾋﾞｸ

父「ほぎゃあぁぁああぁぁぁああ！！？」

娘「なんて積極的……////」 ﾋﾟｸ、ﾋﾟｸ

父「こっちの台詞だよ！！！　何で布団入ってるんだよ！！！」

娘「だって……」

父「だってもヘチマも無いよ！！　ほら！　自分の部屋で寝なさい！」

娘「ｼｭﾝ…」 ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

父「……あーもう、寝る！」 ｺﾞﾛﾝ

父「まったくもう……！」

父「ヘチマってなんだよ！！　ｚｚZZZZ」

父親が普通の父親なのがいいな

一番の萌えキャラは父郎さんだったか

───
　
父「このままじゃ良くないよな……」

父「でもどこに相談したらいいんだろう……」

父「そういえばファザコンは心の病気って聞いたことあるな……」

父「そうだ！」



　　【木木　精神科病院】


木木「どうも、こんにちわ。　精神科医の木木です」

父「あのですね……ちょっと相談がありまして……」

木木「はい、どういったご相談でしょう」

父「娘の……ことなんです」

木木「娘……」

父「はい…… 一人娘でして……僕にはもったいないぐらいの出来た娘なんですが」

父「最近様子がおかしくて……」

木木「と、いいますと」

　
父「実は……高校生の娘が、僕のことを一人の男性として意識しているみたいなんです」

木木「……」

父「僕に向かって『好き』とか『愛してる』とかしょっちゅうですし……」

木木「……」

父「結婚したいって言い出す始末で……」

木木「……」

父「この間はキスをせがんできたし……まあ、してしまったんですが……」

木木「……」

父「裸でお風呂に突撃してきたりして……そのまま後ろから抱きしめられて……その、性器をいじられて……」

木木「……」

父「僕の布団にもぐりこんで一緒に寝ようとするし……」

父「僕としても娘は可愛いんですが……最近スキンシップが過剰で……」

木木（これはいけない）
　

娘とはあなたの想像上の存在云々

父郎逮捕

林先生…林先生じゃないですか？！

こんな娘かな？

まさかとは思いますが、この「娘」とは、あなたの想像上の存在に過ぎないのではないでしょうか
もしそうだとすれば、あなた自身が統合失調症であることにほぼ間違いないと思います。

じゃあ後輩はなぜ消えたのか

　
───

　ガララララララ！！

木木「どいてどいて！！」

看護師「急患です！！　どいてください！！」

父「待って！！？　僕はどこに運ばれてるんですか！！？」

木木「まさかとは思いますが『娘』とは、あなたの想像上の存在に過ぎないのではないでしょうか」ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

父「訳分かりませんよ！？　家に帰してください！！」

看護師「治療室に入ります！！」

　　バターン！

木木「すぐに機械を用意して！」

看護師「はい！」

父「待ってください！　娘は実在します！！」

木木「これはいけない。　悪化している」

父「待てってば！！！」
　

これは…

まさか…

　
看護師「先生、治療機械の用意ができました」

木木「ご苦労」
父「ひィ！？　何ですかその機械！？」

木木「妄想除去装置　略してもじょです」

父「普通英語で略すだろ！！！　何なんだよその機械！！」

木木「とにかく私に任せなさい　頭に電極を付けて……」 ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

父「ひぃぃ！　やめてぇぇぇ！！」

木木「スイッチオン」 ﾎﾟﾁ

　ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞ

父「あべべべばばばばばば」

───

娘「……お父さんまだかなー」

　ﾊﾟﾘﾝ　
　　　　　ｺﾞﾄ…

娘「！！　お父さんのお茶碗が……！」

娘「……大丈夫かなぁ……」　

突然の急展開にワロタ

ねむいのか、そうか

oh…医学ノ発展二犠牲ハツキモノデース…

　
───

木木「父郎さん。　聞こえますか？」

父「……聞こえます……」

木木「あなたに娘は……？」

父「……いません……」

───　

ギャグになってしまった

───

　　ｺﾝｺﾝ

娘「はーい！」

娘「もう！　遅いんだからー」

　　ガチャ

娘「おかえり！　お父さん！」

父「……」

娘「……お父さん？」

父「……君は……」

父「誰だ？」

娘「っ……」
　

　
娘「え……？　　誰って……お父さんの……娘だよ？」

父「娘……？」

父「僕に娘はいない」

娘「な、何言って……」

父「娘はいない」

娘「………」
　

　
娘「……そっか、分かった……」

父「……」

娘「そういうことなんだね……」

父「……」

娘「私は……お父さんの……」

娘「奥さん、なんだね……　ついに」

父「……奥さん？」

娘「そう……私は、お父さんの……奥さん…」 ｶｧｧ

父「……」

父「そうか」

父「君は奥さんか！！」

娘「うんっ！」
　

ファッ！？

そうきたかｗｗｗｗｗｗｗ

娘強すぎわろた

後輩女とは何だったのか

　
父「……」 ｷﾞｭｯ

娘「ふあ…っ！？////」

父「ん？　イヤだったか？」

娘「う、ううん……い、いつもと違うから……」

父「そうなのか？　普通だろう　夫婦なんだから」

娘「そ、そうだよね……　ふ、ふ、ふ、夫婦……なんだから……」ｶｧｧｧ

父「ん、愛してる」 ﾁｭｯ

娘「んっ！」 ﾁｭｰｯ

娘「ぷはぁ……ふわぁ…」 ﾄﾛｰﾝ…

娘「あ、あは…キス…ちゅー…」

父「夫婦だからな」

娘「そ、そうだよね……んっ」 ﾁｭｯ

父「ははは、こいつめ」 ﾁｭｯ

　　ちゅっ　ﾁｭﾊﾟ　ちゅぅ
　　　ﾁｭｯﾁｭｯ　んっ　ちゅぱ
　

？

？？？

なんだこれ

パンツ脱いでいい？

　
娘「えへ……えへへ……」 ﾄﾛｰﾝ

父「愛してる……」 ｷﾞｭｰｯ

娘「えへ、えへへ…あ、あの、お父さん……」

父「何だい？」

娘「ふ、夫婦なんだからさ……」

娘「子供、作らないと……」 ｶｧｧｧ

父「ああ、そうだな」 ﾋｮｲ

娘「わ、あ、お姫様だっこ……////」

父「このまま寝室まで運ぶよ」 ｽﾀｽﾀ

娘「あ、いや、でも、あ、シャワーとかぁぁ……」 ﾜﾀﾜﾀ

父「何言ってんだい」 ﾁｭｯ

娘「あ……」

父「こんなに素敵な香りなのに」

娘「あ、あう」

なんだこの展開

何かもう>>1飽きてきてんだろ

追いついたと思ったら突然の展開でワロタ

もう寝たいのは伝わった

　
───

　寝室

娘「あっ、ふあっ、あんっ////」

父「まだ指だけだよ　感じてるの？」

ｼﾞｭﾌﾟ…

娘「ら、らってぇ……こ、こんなのぉ……////」

父「ほら、もうこんな」

　ﾇﾗｧ…　ﾇﾁｭ　ｽﾞﾌﾟ

娘「ひあぁっ！？」 ﾋﾞｸﾝｯ

父「……感じやすいんだね」

娘「お、お父さんのいじわるぅ……////」

　ｸﾞ…

娘「あ……」

父「入れるよ……」

娘「……////」 ｺｸ…　

萌えキャラだったお父さんが・・・

もう5時だし眠いもんな

　
　「ああぁぁああんっ！　あぁあぁっ！　奥ぅ！　奥までぇっ！　ああぁぁっ！」

「だ、出してっ……ぜ、ぜんぶ中に……ふあっ！？　んっ、んんんんぅぅっ！」


　「あ、ひぁ……れ、れてるぅ……ぜん、ぶ……」

「え！？　む、無理ムリぃ！　すぐに、そんな……ひあっ！？　あっ、ああぁぁんっ！ふああぁっ！」


　「お、おなか、い、いっぱいぃ……おと、さん……の、で……」


　「ひ、ひあわ、せ……おと、う、さん……」

　　　　　「　らいすきぃ　……」
　
───

看護師「木木先生！　妄想除去装置どうしますか？」

木木「捨てておけあんな不良品！」

看護師「不良品？」

木木「効果が一週間しか無い不良品なんかいらないよ！　まったく！」

　　本編　おしまい

お前らがエロエロ言うからこうなったんだぞ

おつ

本編・・・？

もう眠いもんな

たたみ方クソワロタ

寝ます
もうこのスレに書くことは無いです
おやすみなさい

乙

次スレに期待